一般社団法人 日本ネット輸出入協会 – JNEIA

中国から仕入れた商品は、販売するなら必ず検品して下さいね

2011-06-22 [EntryURL]

仕事がらタオバオやアリババから商品を購入するのですが、 日本の基準で見ると、すべての商品において問題がでてきます。
なので、中国のネット仕入れの代行をするときには、 数量と外観から見たチェックしかしない代行業者がほとんどだと思うので、 日本で届いた荷物をみて、がっかりされている方も多いのではないでしょうか?

購入代行業者に手数料を払っているのに、検品サービスしていますといいながら、その内容が数量や色チェック、外観チェックだけというのもそれって検品サービスってわざわざいうほどのものなのかなと思います。

問題の大半は、ファッション関係でいえば、汚れ、穴、やぶれ、縫い漏れです。
この部分のチェックをしてあげるだけで、問題の9割は解決します。
また、ほとんどの代行業者で、中国の慣習により返品できないことがありますと説明するところがほとんどですが、実際は写真で証明できるものは99%返品できます。

例えば、タオバオでショップともめたときには、タオバオに仲裁を申し入れするのですが、タオバオでは商品が届いたときに、サインしてしまったあとで検品して不良品が見つけたとしてもショップは受け付けなくてもいいという不利な制度がありながら、サイン後検品してみつけた不良品の返品を私はこれまで失敗したことは、1度しか有りません。

これには交渉するときにコツがあるのですが、代行業者が返品できないという返事をする場合は、めんどくさいか、タオバオが行う実質の判断基準をしらないでほっといているところがほとんどだとおもいます。
たしかに、ショップとの交渉はめんどくさくて、明らかに相手が悪くても、平気で嫌がらせや、時間稼ぎをするところも多いので、めんどくさく、中国人スタッフに言わせると、中国の交渉は戦争だと言うくらいなのですが。。

それでも、チャットで購入前にチャンと証拠がのこる交渉をしていれば、サインしたあとで検品しても、それでも返品できる証拠を提出することで無料で返品はできます。
ほとんどの業者がこのあたり融通がきかない理由は、手間がかかり、儲かる余地がないと思っているサービス提供側の都合だけです。

私のところでは、日本へは不良品を持ち込ませないをモットーに、不良品を見つけるために開封して検品しています。
そのかわり、利用者とこちらで二度手間になるような作業を省いて、お客さまにも品質のレベルのご理解をいただいて、なんとか手間がかからない形で検品をやっています。

そのため、中国ネットサイトからの購入代行サービス初めて1年ぐらいたちますが、日本へお届けしてからの苦情は1,2件はありましたが、未だに日本から送り返えすから返品してほしいと言われるような取引をしてしまったことは、1度もありません。

そのためには、お客さまが一番困る重要で必要なところだけ作業をして、あとは、お客さまにも中国の商品の品質レベルを理解してもらえるよう説明を絶やさないようにしています。
あと、いくら代行業者や貿易業者が検品するといっても、自分でもどれだけたくさん買ったとしても売る前には一つ一つ中をみて検品してくださいね。

その理由は、日本と中国の検品や品質の考え方の違いです。
ファッションでいえば、一番気になるのは、ミシンの針が残ったままになってないかということです。
日本など輸出品については、必ず服を縫い終わったあと、すぐにセンサーで服の中に折れた針が残っていないか針チェックをします。
日本の企業と取引するためには、細かい日本の企業人のチェックに少しでも引っかかると、取引してもらえない恐れもあるのか、中国人の職人さんも必死になります。

でも、中国国内で出回る商品は、そのあたりがアバウトですし、購入する前に確認しない購入者側が責任があるという姿勢のショップがほとんどなのでそれをしなくてもいい基準になっている物が多いです。
日本では、販売者が販売する商品が安全であることを確かめているのは当然だという購入者がほとんどだとおもいますからこのあたりのチェックは必ず行うようにしてください。

私のところのように、そんなに取引がなくても、これまで服の中に針がはいっていたことが2回ありました。
中国のものが安いのは、このような手間がかかる安全性を確かめる工程をかなりの部分、スキップしているからでもあります。
また、震災によって需要が増えた、自家発電型のライトにはリチウムイオン電池など電池が入っていますが、これも品質のいい電池はつかってませんので、これまでも1回小さな爆発を経験しました。

なので、電気機器関係や、特別なルートで電池が入っているものを仕入れたときにも、必ずチェックをしてくださいね。
最後に、明らかな品質問題なのに返品できないと代行業者がいってきたときには、タオバオやアリババから購入した商品であれば、急ぎでないのであれば、代行業者には、タオバオやアリババの返品申請をした上での回答をされているのか聞いてみてはいかがでしょうか?

普通、返品申請をすれば、結果がでるのに時間がかかります。
なので、お客さまが返品を申請して、すぐに返品できないような返事をする業者は、購入段階で返品できるような証拠を残しながらショップと交渉はしてないと思われますし、多分、ショップへの返品交渉だけであきらめ、タオバオやアリババなど仲裁に入ってくれる機関があるにも関わらずめんどくさいからその制度を使わないで、返品できないといっているだけだと思います。
 


「春節」明けの商品仕入れのアドバイス

2011-02-03 [EntryURL]

こんにちは。 タオバオの歩き方:徳原です。 『春節』! というと、思いましたか? 違います! 『節分』です。 なんてことは、冗談です。 中国は、今日が旧正月の元旦です。 私の地元、大阪でもやはり中国人観光客が多く見られます。 今日から8日までの間は、中国は正月休みなので物流関係がストップです。 (日本と同じように年末からなので数日前から休みのところもあります) 当然、タオバオのお店もほとんどが休んでますね。 中には、商魂たくましく、がんばっているお店もあるようですが…。 タオバオ含め、中国では、8日までの一週間が正月休みですが それ以上に休むお店も多々あります。 ヘタをすると正月前後で一ヶ月間くらい休むお店もあったりします。 日本では、信じられないですよね。 余談ですが、中国では『春節』や秋の『国慶節』など 大きな休みの時は、都市部への出稼ぎ労働者が地元へ帰ります。 それは、良くあることですが、実は結構なで稼ぎ労働者が田舎に帰ったきり 職場に戻ってこないなんてことがあるんですね。 なので経営側は、大型連休はヤキモキするようです。 さて、話を戻しますが、少なくとも今月の中旬辺りまでは タオバオのお店も休みだと覚悟した方が良いでしょう。 なので、このような期間は、今のうちに仕入れ商品探しを行っておくと良いですね。 その際、春節明けの商品仕入れのちょっとしたアドバイス。 タオバオ仕入れをされたことがある方は、ご経験済みかと思いますが タオバオ商品を代行会社へ注文を出して実際に手元に届くまで、結構時間を要します。 普通に二週間くらい…在庫がなかったりで 代行会社といくつかやりとりがあると一ヶ月くらい掛かることもあります。 とすると 春節明けにタオバオのお店が今月中旬くらいに 稼働するとして、そこから代行会社へ注文を出すと…。 商品が手元に届く頃には ヘタをすると3月中旬なんて可能性もあります。 3月中旬と言えば、もう春先です。 結構、暖かかったりします。 2月はまだまだ、寒いです。 何が言いたいかというと、今寒いからと言って 季節モノで冬物を仕入れたりなんて場合は、売れ残る可能性が大ですね。 春節などの休みに関わらずですが、季節の変わり目の商品仕入れは注意が必要ですね。


「春節」前のタオバオ仕入れは余裕をもって

2011-01-07 [EntryURL]

あけましておめでとうございます! タオバオの歩き方:徳原です。 遅ればせながら、新年のご挨拶です。 今年は、もう少しタイトにコラムを書いて参りたいと思いますので、引き続き今年もよろしくお願い致します。 さて、新年ということもあり、タオバオというのか中国はどうなんでしょうか? タオバオのサイトを見ると分かりますが、日本のように新年を祝っているような雰囲気はあまり感じられません。 というのも、ご存知の方も多いと思いますが、中国では新年やお祝い事などは、旧暦で行います。 正月も同様に『春節』という形で旧暦でお祝いします。 今年の旧暦の1月1日は、2月3日です。 中国では、特に正月の『春節』は、秋の『国慶節』に並び大型連休で前後二週間ほどを休むこともあります。 と、ここで『春節』って中国全体のことでタオバオに限ったことじゃないよね。 と、お考えの方もいらっしゃるかも知れません。 確かにそうです。 しかし、タオバオ内に出店しているお店はちょっと事情が異なります。 経験則上の話ですが、実店舗よりも長い期間休むところが多いように思います。 場合によっては、一ヶ月以上休むお店もあります。 タオバオ仕入れ転売を行っている者にとっては、これはかなり重要なことです。 先ほども言いましたが、年末から休むとすると早いところだと今月末頃から休みます。 その間、実質的にタオバオからの商品仕入れが出来ないことになります。 そこまで、長期間の休みでなくても二週間くらいの休むお店は、ざらにあります。 そういったお店でも今月末頃には、実質的に商品の取扱数も極端に少なくなっているケースもあります。 これらを考えると、『春節』前のタオバオ仕入れは、実質的には今週から来週の間が最後と考える方が良いかと思います。 また、通常であれば2月の中旬あたりから、稼働するお店が多いとは思いますが、中には来月(2月)いっぱい休むというところもあります。 それを考えるとまともに稼働するのは、3月に入ってからということにもなりかねません。 その辺りも見越して、仕入れ商品の選別、また仕入れ商品数を考える必要があります。 もちろん、全てのタオバオのお店がこの限りではなく、一週間程度の休みのお店もあります。 ただ、その場合にも、タオバオのお店は営業していても購入代行業者が営業を行っていない場合も考えられます。 何れにしても、ある程度、余裕をみてタオバオ仕入れを行うのが良いと思います。 春節が終われば、日本と同じくGWがあります。(3日間ほど) そして、その後の大型としては『国慶節』です。 タオバオ仕入れをされている方は、『春節』の経験を踏まえ、その次の大型連休の参考にされると良いかと思います。


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