進出するなら上海や北京以外の大都市から
2011-02-01
こんにちは。
中国の旧正月前で昼間から爆竹の音に悩まされ、仕事する気がおきない松本です。
中国在住5年目を大連で迎えることになりました。
大連といっても、市中心部から40キロほど離れてる地ですが。
関東でいうと浦安、大阪だと堺市って感じの場所でしょうか。
これから、日本人やその他外国人がいない町から、タオバオ購入代行の仕事しながら生活していて、気づいたことや、経験したことをお伝えしていきますので、よろしくお願いします。
中国との貿易に興味がおありの皆様に役立つ情報が提供できたらとおもいます。
今回は、ヤマダ電機が中国瀋陽に開店した記事から。
http://blogmag.ascii.jp/china/2010/12/004069.html
記事の中にもリンクがありますが、こちらの写真をみれば、店の雰囲気は日本と同じですね。
http://tieba.baidu.com/f?kz=949537756
日本のお店だけあって、変態なまでに真面目だという感想もあって、現地の反応がおもしろいですね。
中国人が中国では経験することがこれまで難しかったサービスが、(接客態度の良さ、トイレの清潔さ、在庫状況の把握など、日本で当たり前のことなんですが)日本人からでなく中国人から受けられるとあって、日本の製品・サービスは価格が高いというデメリットが解消できるかもしれないですね。
実は、中国でも上海・北京と、それ以外の都市と比べても中国内に質の差があります。
北京の中心部に4年間住んでいて、大連郊外に引っ越ししてきた私でさえ、その違いを感じるほどです。
なので、地方の大都市で、日本の商品が販売されたり、サービスが受けられるとなると、現地の中国人の反応は、良い悪いに関わらず私以上にその違いを感じてるんでしょうね。
私が思うに、上海や北京はマーケットの大きさとしては魅力ですが、日本の中小企業や個人が進出し活動するにはハードルが高すぎます。
・上海は既に競争が激しく、商品・サービスの質だけで勝負しずらい。
・北京は政治の中心なので、商品・サービスの質の前に、人脈を構築してからでないと、もうかる商売はできない。
なので、日本の商品やサービスを中国に持ち込んで、その質で勝負したい人は、ヤマダ電機のように、地方に進出してとりあえず様子を見るのがいいと思います。
ヤマダ電機はサービスの質で勝負しようとしているはずなので、その質の差を感じてもらいやすい、地方から始めるほうが、自分たちの戦略の検証がしやすいからでしょう。
上海や北京にいきなり進出するより、失敗したときのコストも安く抑えられますからね。
私が住む大連市でも、中心部から40キロ離れた郊外では、ショッピングセンターは山ほどあり、正月前の今となっては、レジ待ちで30~60分も待たないといけなくなるほど、人がたくさん集まるお店がたくさんありますが、餃子の王将、車、電機製品以外に日本製を見かけることはありません。
なので、まだまだ進出の形にこだわらず、中国にはチャンスがたくさんあるとおもいます。