輸出ビジネスという括りを広げられるビジネス
昨年半年間、鹿児島の企業様のサポートをさせていただいていました。
女性社長自ら大阪までわたしに会いにお越しいただきました。
わたしは「ネット輸出ビジネス」の専門家ですので、最初はそのご相談かと思っていたのですが、違っていました。
「鹿児島に観光にくる外国人向けにもっと販売できないか」といったご相談でした。
インバウンドというものです。
わたしはその実績はないし、最初はお断りしたのですが、現状をお聞きすると十分売上げを上げれるのではといった内容でした。
社長の会社は鹿児島のお土産店に商品を卸しているメーカーです。
わたしは安直に「御社が海外に販売すれば」と提案したのですが、「小売店さんに迷惑がかかるのでうち自らの販売はいたしません」とおっしゃられました。
この社長の考え方に共感したので半年間だけお受けすることにしました。
各お土産屋さんに英語のショップカードや簡単なカタログを備え付けてもらうこと、メールで注文を受けれるようにしたことなど簡単なことからはじめました。
毎月面会して打ち合わせさせていただき、修正点と施策を打ち出し、結果前年度比30%の売上げアップにつなげられました。
その会社の社長とは今でもお付き合いさせていただいていて、情報交換をさせていただいています。
インバウンドも海外の人に日本の商品・サービスを販売するという「輸出ビジネス」として捉えてもいいのでは、とわたしの考え方も変えてもらったとてもいい経験でした。
そして今回、もう4年くらいいっしょにお仕事させていただいている企業さんですが、本格的にインバウンドビジネスに参入されるということで、弊社も一部お手伝いさせていただくことになりました。
日本に来られる外国人の数は増加の一途で、日本に落としていくお金も一人30万円というデータも出ています。
アイデア次第では間違いなく、今後いろんなビジネスの展開が図れると思います。
2015.05.05
一般社団法人 日本ネット輸出入協会
代表理事 塚原昭彦