ベネチア旅行記 - ジョジョの奇妙な冒険 聖地巡礼
2019-09-04
ベネチアの歴史
イタリアの水の都「ベネチア」は、「ヴェネツィア」「ベニス」「ヴェニス」などいろんな表記があります。この記事では「ベネチア」で表記したいと思います。
ベネチアは共和国として1000年も繁栄し、「アドリア海の女王」「アドリア海の真珠」と称えられました。
828年、聖人を祀るために、サン・マルコ寺院が創建されました。
11世紀に、十字軍遠征が始まり、1202年からの第四次十字軍で地中海の要所であるコンスタンティノープルが陥落したことにより、ベネチア共和国は黒海の覇権を握りました。
1381年にはトリノでの講和条約が結ばれ、アドリア海と地中海を手にし、東方貿易を独占するようになります。
ヨーロッパと東方の交易がベネチアを経由することで、ベネチアには大きな富をもたらせられることになりました。有名な「東方見聞録」のマルコ・ポーロはベネチア商人です。
その後、ベネチアは絶頂期を迎え、絵画においては「ベネチア派」の画家たちが活躍し、工芸では、ガラス細工やレースが発展しました。
1571年のレパントの戦い以降、トルコとの戦いは17世紀まで続きます。
1630年にペストが大流行し人口が激減します。そして、1797年にナポレオンがベネチアに侵攻。ルドヴィゴ・マニンが無血開城を受け入れ、ベネチア共和国1000年の歴史に幕が閉じました。
その後、オーストリア、フランスの支配下に置かれ、1866年にイタリア王国に併合され現在にいたります。
関空~ドバイ~水の都ベネチアへ
飛行機は、昨年のロシア行きに続いてエミレーツですが、関空からもA380が飛ぶようになりましたので、今回はビジネスで行くことにしました。アメニティセットはブルガリです。
ドバイでトランジットしてベネチアに向かいます。
座席はゆったりしていて長時間のフライトでもとても楽です。
深夜便ですが食事が出ます。洋食にしました。ワインもいただきほろ酔いでぐっすり寝ました。
ドバイで約4時間待ち時間がありました。
ラウンジでゆっくりすることにします。
とても広く、どこに座ろうか悩みました。食べ物・飲み物なんでもそろっています。
シャワーもありますし、チビッコが遊べるスペースもあります。
ドバイからベネチアまでは約6時間くらいだったでしょうか。読書していたらあっという間でした。ヴェネツィア・テッセラ空港(VCE)に着きした。
空港にはエミレーツの配車サービスが待ってくれていました。やはりイタリア人は陽気です。こちらが少し英語で挨拶と質問すると、矢次にベネチア観光案内やお勧めの店、お土産など早口で楽しそうに教えてくれました。
30分くらいかかってでしょうか。英語苦手なのに、久しぶりの英語で頭フル回転していました。
多分サンタルチア駅近くのフェリー乗り場に降ろしてくれたと思います。
ベネチア最大の特徴と言えば、「運河」です。
街での移動は徒歩か船になります。ベネチアは、自動車や自転車が走っていないのです。物流や郵便配達がたいへんだと思いました。
ホテルまでのフェリー乗り場に案内してもらって、そこからボートでホテルに向かいます。
今回のホテルは、JW MARRIOTT VENICE RESORT & SPA。ベネチア本島からフェリーで15分くらい。早朝から深夜まで動いているので特に不便は感じませんでした。
予約のとき決済は終わっていましたが、チェックイン時デポジットされます。宿泊税やチップなどもそこから引かれます。2019年7月からの訪問税はどこで払ったのかわかりませんでしたが、どうやら交通機関の運賃に含まれているようです。
お部屋は広く清潔感があり気持ち良く過ごせました。朝食がとても美味しかったのが嬉しかったです。
ジョジョの奇妙な冒険 聖地巡礼
ジョジョの奇妙な冒険 第2部
リアルト橋は、2部でジョセフとシーザーがリサリサと会う場所として描かれました。
400以上架かるベネチアの橋の中でも最も美しいとされるのがリアルト橋で、カナル・グランデ運河にかかる最古の橋です。
設計したのは、アントニオ・ダ・ポンテですが、ミケランジェロが一般公募に参加したことでも有名です。
ぼくたちが行く前の7月19日、リアルト橋のたもとでコーヒーを淹れていたドイツ人バックパッカー警察に通報され市外への退去を要請され、950ユーロの罰金を科されました。5月に制定されたベネチア版の迷惑防止条例に違反していたためです。
ルイージ・ブルニャーロ市長は、「ベネチアは敬意をもって扱われなくてはならない」と声明を出しました。
サン・マルコ広場は、世界一美しい広場とも称されるベネチア一の観光名所です。
荘厳なサン・マルコ寺院や高くそびえ立つ鐘楼など見所だらけで、囲む回廊を含めた大部分が大理石で出来ています。
リサリサがお茶しているとこにスリと遭遇しジョセフがボコボコにした場所です。
世界的な観光地なのでスリや置き引きはあるのでしょうが、治安面は全く不安はありませんでした。
鐘楼の上からの景色は絶景です。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
5部の巡礼のメインは、やはりサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。同じ名前のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島にあります。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、「水辺の貴婦人」と称されている美しい教会で、1610年に完成しました。設計は16世紀を代表する建築家パッラーディオ。「柱廊と入り口上部の調和」と「左右対称の柱の配置」が特徴だといわれています。
正面祭壇の脇には、ティントレットの「最後の晩餐」と「マナの収集」が配されていて、礼拝堂には、ヤコポ・バッサーノの「羊飼いの礼拝」などの素晴らしい絵画の数々が飾られています。
ボスの指令に従い、ブチャラティとトリッシュはエレベーターで鐘楼に登ります。
このエレベーターに乗りに来ました。
このエレベーターの中で、ボスはスタンド能力で時間をふっとばし、トリッシュの手首を切断し連れ去ってしまうのです。
ボスめ!!!!!!
鐘楼の上からの眺めも美しいです。
ここで、ブチャラティとボスの闘いが繰り広げられます。
ブチャラティは顔から携帯電話を出しましたね。
たどり着くのに苦労しましたが、ジョルノたちが、スクアーロとティッツァーノに襲われたレストランも見つけられて良かったです。
ライオン像を破壊してDISCをゲットする指令を受け、ホワイト・アルバムのギラッチョと闘ったサンタ・ルチア駅。残念ながら見学できませんでした。
「『ベニスの商人』とか『ベニスに死す』とかよォ~~。なんで『ヴェネツィアに死す』ってタイトルじゃあねえーんだよォぉぉぉォーーッ。」で有名なギラッチョですが、
この闘いでの名言は、「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!進むべき道を切り開くことだッ!」でしょう。
ベネチア観光と食事
サン・マルコ寺院は、ベネチアで最も有名な寺院であり、世界遺産にも登録されています。聖マルコの遺体が眠っています。壮大な外観に圧倒されますね。内部の装飾も豪華で素晴らしかったです(写真撮影禁止)。夕方に行ったので空いていました。見学は無料です。
ゴンドラにも乗りました(80€)。
ため息の橋(Ponte dei Sospiri)は、16世紀に建設された歴史ある橋です。
ゴンドラで観光する場合、必ず通る有名スポットで、夕方にため息の橋の下でキスをした恋人は永遠に結ばれると言われています。
ロマンチックなスポットとしてとても人気となっていますが、この橋はドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ橋でした。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会隣の新しい博物館「プンタ・デッラ・ドガーナ」に行ってきました。安藤忠雄氏の手がけた内装が評判です。もとはヴェネツィア共和国の海の税関で、2007年にフランスのピノー財団コレクションを展示する現代美術館としてオープンしました。
ここは面白かったです。前衛的すぎて全く理解できませんでしたがとても楽しめました。
帰りの飛行機はミニラウンジにも行けました。食べて飲んでぐっすり寝れたのであっという間に関空に着きました。楽しかったです。是非また行きたい街です。