非常事態下の自宅での過ごし方とそこにあらわれた人々の行動や価値観の変化 〜ヨーロッパのコロナ危機と社会の変化(5)

非常事態下の自宅での過ごし方とそこにあらわれた人々の行動や価値観の変化 〜ヨーロッパのコロナ危機と社会の変化(5)

2020-04-18

非常事態下をどのように過ごし、何が変わったのか

ヨーロッパ諸国がロックダウンをはじめてから、5週間あるいはそれ以上がたちました。4月下旬の現在、ドイツ語圏では、営業を禁止されていた店舗の営業を認める、ロックダウン解除の措置が相次いで発表されましたが、基本的に用事がない限り、家からでないようにするという原則は変わっていません。人々は、そんななか日々をどんな風にすごしていた、あるいは、まだいるのでしょう。

医療や食品や生活必需品に関わる小売や物流関係者、警察など、いわゆる「社会システムの維持に直結する」職種の人たちは、通常以外に多忙な業務に追われています。その一方、現在、仕事ができない人や、ホームオフィスを強いられている人が大勢います。その人たちは、1ヶ月以上家にとじこもって、なにをしているのでしょう。

みんな家にとじこもっている状況なので、実際のところは、よくわかりません。一方で、消費動向やインターネットのアクセス状況などから、人々がどのようにすごしているのか(あるいはこれまで、すごしてきたのか)が、若干、推測できます。今回は、関連するニュースをいくつかとりあげ、人々は、急な変化に戸惑い、また大きな制約を受けながら、どんな風にすごしてきたのかを考え、ヨーロッパ人の住居内の日常をラフスケッチしてみたいと思います。

ここであげられる側面は、非常事態下にある日本やほかの国や地域と共通するところもあるでしょうし、あるいは、とてもヨーロッパ(ここではドイツ語圏だけを対象としています)的で、独特な部分もあるのかもしれません。直接参考になることではないかもしれませんが、レポートによって、ロックダウン下のヨーロッパ人の日常が少し身近に感じられ、ヨーロッパ人や、世界中のあちこちの同じように不便を強いられている人たちとの連帯的な気持ちが強まり、自分の今置かれている状況の閉塞感や疎外感が少しでも緩和されればと願います。


時間ができた

コロナ危機にあって、上述のように多忙な業務に追われている人がいる一方、多くの人たちは、家のなかですごす時間が突然膨大に増えました。正確に言えば、必要な買い物や健康のための散歩やスポーツ以外家のなかにいなくてはいけなくなったわけですから、1日のほとんどすべての時間が、家ですごす時間になったといえます。

一方ではホームオフィスで働いたり、学校に行けなくなったこどもの世話や遠隔授業のサポートをするなど、家での新たな仕事や課題が増えましたが、他方、時間的に余裕ができた人も多いようです。

仕事が現在できずに自宅待機を強いられている人はもちろん、ホームオフィスの人たちも、通勤時間が消え、移動で渋滞にまきこまれている時間もいっさいなくなりました。ホームオフィスの業務においても、(取引の減少や入荷の停滞などビジネスの様々な局面で)業務量が減ったり、業務スピードが遅くなったことで、結果として仕事以外のことに費やす時間が増えた人も多いようです。子供の面倒を自宅でみている人たちは、学校にいけない子供の気分転換を図るため、家のなかでいっしょになにか活動をすることも必要となり、(半ば強制的ともいえますが)こどもたちと余暇活動的にあてる時間が、日常で増えたことになります。

このように、(なかば強制的なものも含め)余暇(正規の仕事時間以外の時間)時間が多くなった人たちは、一体、家のなかでどうすごしているのでしょう。仕事・家庭構成、個性などによってもちろん事情は大きく異なるでしょうが、これまでの1ヶ月あまりのヨーロッパの状況を、いくつかのニュースソースを材料とし、推測てみます。

ニュース1)ロックダウン開始の直前・直後に、ゴミ搬入施設の一部が臨時閉鎖に追い込まれた(スイス)

通常、寒い冬が終わり、ちょうどあたたかくなるこの季節(3月中旬以降)、ヨーロッパでは、典型的な大掃除のシーズンです。この季節にちょうどロックダウンが重なって、ぽっかりできた自由時間をまずは、家の掃除や整理整頓に費やした人たちが、かなりいたようです。

家の納戸や地下倉庫などを、集中的に掃除、整理する人が増え、その結果、各家庭から、一挙に粗大ゴミやほかの大きなゴミがでたのでしょう。普段であれば、不用品の一部は、リサイクルショップで受け入れてもらえますが(「「ゴミを減らす」をビジネスにするヨーロッパの最新事情(2) 〜ゴミをださないしくみに誘導されて人々が動き出す」)、リサイクルショップが営業停止になってしまっていることから、すべてが一気に、ごみとなって、ゴミ搬入施設に向かうこととなり、施設が一時的に、パンク寸前になってしまった、ということのようです。

ニュース2)空前の手作りマスクのブーム(ドイツ)

ヨーロッパでも、マスク不足が深刻で、医療関係者にも行き渡っていないことが、今も、報道されます。当然、一般市民の間ではさらに入手が難しいため、ドイツでは、政治家も感染症の専門家なども、マスクを自分で縫ってつくることを積極的に奨励しています。

実際、ネット上では、様々な手作りマスクの作り方や、その作品があふれており、まさに、マスクは、現在の、手作りアイテム部門、ダントツ一位になっているようです。

マスクだけでなく、空いた時間を利用して、裁縫や編み物などの手芸全般や、大工仕事など、いわゆる「おばあちゃん(おじいちゃん)の仕事」と言われるような昔ながらの手仕事への関心も、再び、ぐっと高まったようです。

すでに2010年代半ばからから、DIY(英語Do it yourself の略で、既成の商品ではなく自分で日常必要な物品や家具、家電を作る行為)がひとつのブームとなっていました(「古くて新しいDIYブーム」が、今回、まとまった時間ができたことで、これまで関心のなかった人も、挑戦する意欲が湧いた人が多かったのかもしれません。

編み物や手芸に興じる人が増えたことで、それらハンドメイドのものを、ソーシャルメディアや手作りのものの交換・販売サイトを通じて、販売したり、物々交換する人が増え、そのアイテムも多様化しているようです。

4月中旬から、オーストリアでは400㎡以下の店舗は営業再開することが認められるようになりましたが、400㎡以上の店舗の広さでも、例外的に営業再開が認められた、業種のひとつが、ホームセンターであったことも、そのことをうかがわせます。家での手作業や大工仕事の需要が高まっていることをうけ、例外的にオープンに踏み切ったのでしょう。実際、営業再開当日のオーストリアのホームセンターでは、どこも、入場をもつ人の長蛇の列ができていました。

ちなみに、ホームセンターと並び、400㎡以上でも例外的に営業再開が認められたもう一つの店舗は園芸センターでした。これもうなずける話です。春先は、庭仕事再スタートの季節で、植物購入がもっとも多い時期であり、家の庭いじりの需要も非常に高まっていることを受けての、営業再開だったのでしょう。

ちなみに、ドイツの応用科学研究所Fraunhofer-Institut für Mikrostruktur von Werkstoffen und Systemen (IMWS)では、手作りマスクづくりを、さらに一歩極めて、3Dプリンターで、一人一人にぴったり合うサイズのマスクを作る研究を現在すすめています。

これは、これまでのマスクのイメージ・発想とは全く異なり、斬新であるのと同時に、マスクにとどまらない、生産・ものづくりという観点での大きな可能性を感じます。

3Dプリンターは、その登場以降、多様な利用の仕方が可能で、生産や創作のプロセスを革新するものとしてこれまでも注目されてきましたし、DIYブームに火付け役として象徴的な存在でもありました。他方、そのように騒がれるわりには、その利用可能性がまだ生産拠点でも十分検証されてはおらず、飛躍的な実用化にはいたっていませんでした。

しかし、現在、マスクや医療器具に象徴されるように、必要なものが迅速に十分手に入らない深刻な状況が、世界中で同時に起こっています。発注しても届くのが数ヶ月先、あるいは交通事情が悪化したり、政治的な事情がからんで、ほかの国や地域には届いても、自分のところにはとどかないこともあります。

このため、これを機に今後、ないもの、必要なものを、よその国や地域にたのみ、それが届くまで待つという発想から、3Dプリンターを駆使して、自分で積極的につくっていく、という流れに、大きく進展していくかもしれません。

ニュース3)消費者が好む食品の変化(スイス)

ロックダウンがはじまったころ、世界各地と同様に、ドイツ語圏でも買い占め行動が目立ちました。しかし1、2週間して買い占め行動が落ち着いてくると、購入される食品に、変化があらわれはじめました。

ロックダウン直後は、パスタ類や缶詰、冷凍食品などすぐに食べられる食品が、値段に関係なく、とにかく大量に購入されました。しかし、その後は、一方で、節約を重視し、安価なものを買うよう人が増え、他方で、新鮮で健康的な食品を意識して、購入する人が増えています。今回は、後者について注目してみます。

例えば、コロナ危機以降、従来に比べ、野菜と果物の消費が、30%増え、(スーパーより新鮮な食材のイメージが強い)地域の有機農業や酪農商品の需要が大きく伸張しました。

オンラインで地元の有機農家から購入しようとする人が、数倍に増え、そのなかには、若い人だけではなく、これまでオンラインショッピングに縁のなかった高齢者もかなりいるといいます。直接、農家に隣接してよく設置されている無人販売店舗に赴き、卵や義牛乳といった酪農食品や生鮮食品を買いもとめる人も急増しているとたびたび報道されました。実際、わたしも散歩の途中でたびたび立ち寄りましたが、いつも、(店舗が小さいため適切な距離を確保するため人数が非常に制限されているのですが)店の前に、人が並んでおり、ロックダウン以降は高い需要に合わせ、開店時間も長くしていました。


農家の一画にある無人販売店舗

ニュース4)大手料理レシピ・サイトへのアクセスが増える(スイス)

好んで購入される食品だけでなく、調理に費やす時間も全般的に増えているようです。

レシピを公開している主要サイトのアクセス数がどこも、コロナ危機以降、急増し、なかでも、スイスの伝統的な料理や手がこんでいて普段は敬遠されるような料理のレシピをみる人が増えたといいます。

パンづくりも、最近、人気の家庭でつくる一品となっているようです。レシピへのアクセスも増えていますし、小売での小麦粉などの粉類の購入が増えています(ちなみにヨーロッパでは、伝統的な料理でオーブンを使うものは多く、どんなに小さな台所でもオーブンがあるが一般的です)。

パンづくりは、生地がふくらむまでじっとまち、ふくらんだあとは、生地を繰り返し、たたいたりこねたりするという時間や手間がかかる作業ですが、逆に、生地をこねたり、できたてのパンをあたたかいままほおばる全プロセスは、こどもはもちろん、大人にとっても、五感で堪能できるプロセスであり、自宅軟禁のような生活に彩り(といい香り)をもたらすのでしょう。特に、小さいこどもが家にいる家では、何度も繰り返し堪能できる貴重なプロジェクトとして、重宝されていると考えられます。

このような、ロックダウン以降の人々の食をめぐる新たな行動には、これまでの健康的な食文化観や、優先順位からの変化が読み取れるように思われ、その点でも興味深く思われます。

これまで、乳製品の消費が減る傾向が長期的に続いていました。今日の酪農の在り方に疑問をもち、肉だけでなく乳製品も忌避しヴィーガンになる人も増えていますし、ヴィーガンにならなくても、乳製品にアレルギーがあったり、健康に考慮し、乳製品を摂らない人も増えています(「スイスの酪農業界のホープ 〜年中放牧モデルと「干し草牛乳」」「食事は名前をよばれてから 〜家畜の能力や意欲を考慮する動物福祉」)。

このため、スイス酪農業協会は、なんとか、乳製品の需要を増やそうと、学校に牛乳を無料で提供したり、スポーツや子供のイベントのスポンサーとなってキャンペーンをするなど、あの手この手で乳製品の消費を刺激しようとしてきましたが、乳製品の消費減少に歯止めがかからない状態が続いていたました。

しかし今回のコロナ危機で、スイス人の健康や環境志向に、微妙な変化が生じたようにみえます。肉や乳製品を避けて、(アメリカ産の植物性の肉代替食品などの)新しいオータナティブ食品に手を伸ばすのではなく(「数年後の食卓を制するのは、有機畜産肉、植物由来肉、それとも培養肉? 〜新商品がめじろおしの肉関連食品業界」)、むしろ、健康でエコな食を求める動きとしては同じでも、新鮮な食材や伝統的な手作り料理、地産地消といったことに、より高い関心や優先順位がおかれるようになったようにみえます。
ロックダウン以後、料理レシピの閲覧数が最も増えたのは、スイス酪農業協会が主催するレイピサイトでした。そこで、再発見、再評価されるようになったのが、卵や牛乳などのスイス中で農家が生産する食品であり、それらをふんだんに使ったスイスの伝統的料理ということなのでしょう。

おわりに

総合してみると、家にいなくてはならない新しい日常を、できるだけ有意義に過ごそうと、ロックダウン下のヨーロッパで、試行錯誤がすすんだことがうかがわれます。

もちろん、新しくできた時間を、オンラインのデジタルコンテンツをつかって、家族や知人との交流に費やしたり、映画やゲームなどのエンターテイメントに費やす時間も、通常よりずっと増えたのは確かでしょう。しかし、それと同時に、そのようなデジタル画面に向かってできることだけでは物足りず、もっとほかのことでも家の時間を充実させることができないか。家の時間に、もっとメリハリがつけられないか。健康的に生活するにはなにが大切か。同居する家族ともっと、いっしょにできることはないか。そんなことを思案し、画策した結果、今回注目したような、ロックダウン・トレンドともいえるような、新しい消費行動や行動様式がうまれてきたように思います。

このような新しいロックダウン・トレンドには、いくつかの共通項があると考えられます。それは、忍耐(スローであることを受け入れること)と状況に即した柔軟で応用的な行動、そして、さらにそれをむしろ肯定的にとらえようとする姿勢です。

ほんの1ヶ月あまり前までは、コンビニエンス・フードとよく呼ばれるすぐに食べられるものがもてはやされ、実際、テイクアウェイ食などの需要が年々大きくなっていました。実際、人々は忙しく、食べ物にあまり時間を費やせなかったのでしょう(「ドイツの外食産業に吹く新しい風 〜理想の食生活をもとめて」)。

しかし、急に事情が変わり、家での時間がもてあますほど増えた人たちにとって、コンビニエンス、即席は、生活の重要事項ではなくなりました。逆に、全く逆に、急がないこと、スローでもがまんすること、つまり忍耐が重要になってきました。

例えば、無人野菜販売所も一般のスーパーも、店内に入ることができる人数が制限されており、店内が混んでいれば、店の外に並んで待たなくてはなりません。オンラインで食品を注文しても(注文が現在殺到しているため)数週間先まで配送がされないケースも多々でてきています。また、ロックダウン下では日常必需品以外を扱う店以外はすべてオンラインでしか営業が認められていないため、買いたいものしたいことで、すぐにできないものや買えないものも多くあります。電球が切れてもすぐには買えませんし、メガネがこわれてもすぐには修理してもらえません。

そのような制約の多い、スローな生活を日常として向かい入れなければいけない事態では、迅速さや効率性よりもとりわけ、忍耐が必要です。

また、あるものを使って、うまく用途を足す、できる限りきりぬける。そんなこれまであまり必要とされなかったあるいはそれほど重視されていなかった能力や行動力も不可欠となります。マスクを自分で縫ってつくったり、壊れたものを代用品で補ったり、修復して使い続けたり。あるいは、周辺の人に助けが必要かをよびかけ、助け合いネットワークをつくったり、逆に自分の代わりに近所の人の家に買い物に行ってもらう人をさがしたり。ここでは触れられませんでしたが、このような助け合いネットワークは、ロックダウン直後から、どこでも非常に活発に組織されました。そしてそのような、自宅や周辺地域の人たちの不足や余剰を、補いあい、やりくりをする工夫や、柔軟性や社交性もふまえた行動力が、ロックダウンの日常生活をマネージするためのトッププライオリティとなりました。

そして最後に、それらを単に辛抱し、やりくりするのでなく、それをやりとげることに格別の価値を見出し、積極的に享受する価値観もまた、ロックダウン・トレンドの特徴なのではないかと思います。

例えば、なんとか工夫して、目的をなしとげた時、簡単に購入してすませる時よりも、大きな達成感を感じるようなことです。パンづくりはその典型でしょう。手にいれたければ、簡単にロックダウン下でもスーパーで買うことはできます。しかしわざわざ自家製のものにこだわり、それへの達成感と愛着をおぼえる。これまでのコンビニエンスな生活には味わえなかったような、自己満足感や肯定感が、ロックダウン・トレンドにおいて、共通して、大きな価値がおかれているようにみえます。

ドイツ語圏では、ほかの多くのヨーロッパ諸国に先んじてロックダウンの解除が発表され、オーストリアではすでにスタートしていますが、このような新しい過程にいたったことで、これまでにわかに発生したロックダウン・トレンドは、再び、衰退の一途をたどるのでしょうか。それとも、一部が行動様式やトレンドとして、しばらく日常生活にとどまるのでしょうか。

このような今後のヨーロッパの展開も気になりますが、ほかの国々や地域とは、どのような相違があるのかも気になります。ほかの地域では、どのようなロックダウン下の日常生活が展開しているのでしょう。これを読んでくださったみなさんからの声もおよせいただけたらさいわいです。

主要参考文献

Baumann, Jan, Heile Welt in der Corona-Krise - «Sie kommen zu uns, weil sich hier nichts geändert hat», SRF, News, 3.4.2020.

Corona: Die Krise als Chance für die Wirtschaft, Das Erste, 15.04.20

Der Podcast für Freunde der ZEIT. Feuilleton-Spezial (Folge 2): Wir gucken endlich alle Marvel-Filme, 10.4.2020.

Flury, Reto/ Hudec, Jan, Wie Zürcher Bauern mit der Krise ringen. In: NZZ, 4.4.2020, S.14-15.

Kaufmann, Moritz, Zurück an den Herd. In: NZZ am Sonntag, Wirtschaft, S.19.

Schweizer kaufen bis zu 30 Prozent mehr Gemüse. In: NZZ am Sonntag, 5.4.2020, S.1.

穂鷹知美
ドイツ学術交流会(DAAD)留学生としてドイツ、ライプツィヒ大学留学。学習院大学人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。日本学術振興会特別研究員(環境文化史)を経て、2006年から、スイス、ヴィンタートゥーア市 Winterthur 在住。
詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。


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