コカ・コーラ社の東アフリカマーケティング

コカ・コーラ社の東アフリカマーケティング

2011-07-25

みなさま、こんにちは。
東アフリカの人々にとってソーダ類はごちそうで、みんなが大好き。
コーラ、ファンタ、スプライト等をお客さんが来ると必ず出します。私はそこまでソーダ好きではないので、出されたソーダを残しそうになるのですが、残すと「ソーダを残すなんて信じられない!」という目で見られるので、頑張って飲んでいました。

なぜ東アフリカの人がここまでソーダ好きなのか?
それはコカ・コーラ社のマーケティングが功を奏しているようです。
今日はその手法を紹介したいと思います。
ケニアやタンザニアではどんな田舎でもコーラを買うことができます。
タンザニアではこんなトラックが田舎までコカ・コーラ社の商品を輸送していました。

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そして国の至るところで、多くのお店がコカ・コーラのペイントをしています。
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こんな塀にもペイントがあります。
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コカ・コーラ社はこれらのペイントを厳しくコントロールしているらしいです。
ペイントするにあたり、きちんとコカ・コーラ社の許可を得ないといけないそうで、許可を得ていない場合、すぐに撤去するよう求められるそうです。

お店側のメリットとしては、ペイントすると少額の謝礼がもらえること
(いくらかは不明です)。
それでお小遣い稼ぎにペイントする人が多くいるのだと思います。
また、お店の備品も真っ赤でコカ・コーラ社のロゴ入りのものが多く使われています。

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これらの備品も市場価格より安価にコカ・コーラ社が提供しているものと思われます。
また、コカ・コーラ社の商品を扱うお店の冷蔵庫はコカ・コーラ社から無償貸し出しされているそう。但し、常に●本以上(具体的な本数は不明)を冷蔵庫に入れておかないといけないというきまりがあるそうです。
品数が乏しい東アフリカで、どこでも目にするコカ・コーラ社のペイントや商品。同社のペイントや商品を見ない日はないというくらい、国の奥地までマーケティングの手が届いています。

そして気になるコーラの価格ですが、ケニア・タンザニア共1瓶30~40円程度。現地の人にとってみると安くはないですが、買えない値段でもありません。その絶妙な価格設定も「お客さんが来た時に出す」という行動を支えているように感じます。
このように東アフリカではコーラ信仰が育っています。
BOPのお手本と言えるのではないでしょうか?



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