「越境EC」と「輸出ビジネス」の違いとは?
2016-09-25
越境ECは、
インターネットを通じて日本の商品を販売し、海外諸外国へ配送することを「越境EC」といいます。と説明されることが多いです。
政府もこの越境ECにとても力を入れています。補助金やセミナー開催など。
セミナーなどはいつも満員御礼ですね。
さて、わたしたちがやっている「輸出ビジネス」といったいどこが違うのでしょうか。
基本いっしょです。
わたしたちが昔からやっているネットを使った海外販売です。
すなわち海外向けにサイトを作って、とか以外でもeBayや米アマゾンも越境ECとなります。
違うところはどこでしょうか。
わたしたちは、どこから仕入れて海外に販売することが多いです。
いわゆる「転売」です。個人間のCtoCの取引が多いです。
越境ECは、メーカー・卸自らが海外に向けて販売します。
ここが大きな違いです。
わたしは転売の限界をずっと言っていますが、こういう理由があるからです。
もちろん転売での輸出ビジネスでも月20~30万くらいは稼ぐことはできますが、輸出ビジネスで起業したいとかお考えの方は転売だけではやめておかれた方がいいでしょう。
税金や今後の売上を考えるとやっていけません。
今後の流れを予想すると、
有名メーカーの商品は出品できなくなり、中小メーカーは越境ECで自ら販売する。
となると、わたしたち個人レベルの販売者は淘汰されていくのでしょうか。
わたしもいくつかの政府関係主催のセミナーに参加しました。
米アマゾンはアメリカの銀行口座が必要だから代理業者に委託して作らないといけません、とか平気で講師が説明していました。
知識レベルが低すぎてびっくりでした。
このような政府系のセミナーに呼ばれる講師の方は、大きな会社で、BtoBの取引で成果を出している方々のようです。貿易会社ですかね。
ネット輸出ビジネスの実務はやったことがなく薄い知識を寄せ集めているのでしょう。ネット輸出と貿易はまた違いますので。
わたしたち個人レベルの販売者は淘汰されていくのか。
逆です。
ますますチャンスが拡大します。
わたしのコンサルティング会員さん達にはお伝えしていますが、わたしたちは越境ECする会社の「代行」の仕事がドンドン増えます。
発送代行、出品代行、リサーチ代行、サイト制作などなど。
そしてメインは「販売代行」です。
昨年、販売代行の会社を作りましたがなかなか調子いいです。
またコンサルティング会員さんたちとも代行の仕事をするための何か作ろうかと考えています。
いろんな分野で強い人といっしょに輸出ビジネスをやりたいですね。