ミュージアム・パス 〜スイスで好評の全国博物館フリー・パス制度
映画館よりも来場数が多いスイスの博物館 スイスでは、博物館に行く人が増えています。2014年スイスでは2080万人が博物館に行っており、この総数は映画館の総入場者数(1480万人)よりも圧倒的に多い数です。(ちなみに以下...
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ミュージアム・パス 〜スイスで好評の全国博物館フリー・パス制度
映画館よりも来場数が多いスイスの博物館 スイスでは、博物館に行く人が増えています。2014年スイスでは2080万人が博物館に行っており、この総数は映画館の総入場者数(1480万人)よりも圧倒的に多い数です。(ちなみに以下...
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スイス人の就労最前線 〜パートタイム勤務の人気と社会への影響
職業上の新たな「自由」 私たちの社会で認められている「自由」には、言論の自由、宗教の自由、居住移転の自由などいろいろあり、職業選択の自由もその一つですが、近年のスイスでは、職業に関して、どこで何をして働くかだけではなく、...
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スイスの職業訓練制度 〜職業教育への世界的な関心と期待
世界的に注目される職業教育 スイスでは、義務教育の9年間を修了したあと、3人に2人が、日本で一般的な全日制の高校に通わず、「職業訓練」という実践的な職業訓練と学校教育が並行する教育課程にはいっていきます。特に男性にこのパ...
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就労とインテグレーション(社会への統合) 〜 スウェーデンとスイスの比較
スウェーデンの状況 スウェーデン、と聞いてどんなことを連想されるでしょうか。女性が働く環境がよく整っている国、15年後にすべての決済をキャッシュレス化するというほど IT技術が普及している社会、ファッションや家具、児童文...
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世界屈指の観光地の悩み 〜 町のテーマパーク化とそれを防ぐテーマパーク計画
観光地の苦悩 観光業は、最先端の技術や大規模な開発費用がなくてもすぐに始められ、煙突なしのクリーンな産業でもあるため、世界中いたるところで地域振興の中心的な柱になっています 。その一方、国内外にあまたとある観光地間の争い...
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スイスのイノベーション環境 〜グローバル・イノベーション・インデックス (GII)一位の国の実像
今夏、 「グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」と呼ばれる、国別でイノベーションの状況を評価する世界ランキングで、スイスが6年連続で1位になりました。これだけ聞くと、なんだかすごいことのように思うのと同時に...
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複製不可能な最強の鍵は金属製? 〜IoT時代のセキュリティー考
3Dプリンターによって揺らぐセキュリティー事情 3Dプリンターの普及により、製品の生産のあり方やその寿命が大きく変わってきています。製品開発にかかる時間と費用が短縮され、顧客の個別の需要に合わせて部分や色などが異なる、多...
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生活の質を高めるヒアラブル機器 〜日常、スポーツ、健康分野での新たな可能性
ヒアラブル機器の時代 ウェアラブル・コンピューターの専門家Nick Hunnは、2014年に耳に装着する電子機器製品を総称して新たに「ヒアラブル」と名付けました。そして、ヒアラブル市場(ヒアラブル機器とその周辺産業)はウ...
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民泊ブームがもたらす新しい旅行スタイル? 〜スイスのエアビーアンドビーの展開を例に
最近、民泊を斡旋する大手会社エアビーアンドビーについて、スイスでもよく聞くようになりました 。市場の急速な拡大に伴い、社会の様々な側面で波紋を呼んでいることが原因のようです。他方、これまでなかったこのような民泊のポータル...
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嗅覚を活用した産業、ビジネス、医療 〜ドイツの最新嗅覚研究からの示唆
みなさんが飛行機でどこかへ渡航される際、最初に降り立つ空港内で、自分が本当に外国にいるのだと、実感なさるのはどのような時でしょうか。空港内の従業員の姿やアナウンスの外国語の響きでも、もちろん外国であることがよくわかります...
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カルチュラル・セキュリティ 〜グローバル時代のソフトな安全保障
ヨーロッパは先月からフランスで開催されているサッカー欧州選手権で盛り上がっていますが、観戦のためパリを訪れた外国人たちへのラジオインタビューでは、お祭り気分を堪能しながらも、混んでる地下鉄を避けるとか、繁華街になるべく行...
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ゲームをしながら社会に貢献? 〜進化するゲームの最新事情
昨年末、ゲーミフィケーションという近年注目されている概念について触れましたが、今年に入ってからも、新たな質と量でゲーミフィケーションが、わたしたちの生活のなかに着実に入ってきていることを実感させられるニュースを相次いで耳...
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ヨーロッパの水着最新事情とそれをめぐる議論
夏と言えば、プールでも海でも川でも湖畔でも、水辺で過ごすのが最高の季節です。ところで、それらの場所で水中に入る時どんな格好をするかと訊かれたら、みなさんは何と答えますか? おそらくほとんどの方が「水着」と即答なさるのでは...
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想像の翼が広がる幼児向けアナログゲーム 〜スイスの保育士たちが選ぶ遊具
先月、スイスの遊具レンタル施設(ルドテーク)で、プレイグループで働く保育士を対象にしたワークショップを開きました。スイスのプレイグループ(Spielgruppe)とは、 3、4歳児を週に1、2回数時間預かる保育施設のこと...
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キューバの今 〜 型破りなこれまでの歩みとはじまったデジタル時代
4月末から2週間キューバに滞在する機会がありました。キューバは昨年アメリカとの国交が正常化し、 今年はオバマ大統領も訪問したことに象徴されるように、目下、政治や経済体制・構造上で大きな改革や転換を遂げている真っ只中で、人...
キューバ
ジャーナリズムの未来 〜センセーショナリズムと建設的なジャーナリズムの狭間で
新聞社や放送局などの伝統的なメディア産業はどこも購読者数や視聴者の減少を食い止めることができず、存続の危機にある、とよく聞きます。一方、危機的状況であることは認めつつも、それは、通常言われるような多様に氾濫するデジタル情...
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「リアル=デジタルreal-digital」な未来 〜ドイツの先鋭未来研究者が語るデジタル化の限界と可能性
未来予測に異議を唱える未来研究者 最近、日本でもヨーロッパのメディアでも、未来の生活や就労状況の変化をテーマにした特集や議論が非常に多い気がします。急速な人工知能の発達で単純な仕事だけでなく、専門性の高い仕事やクリエイテ...
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映画「フクシマ、モナムール Fukushima, mon Amour」 〜ドイツと日本をつなぐ眼差し
ロゼリー・トーマスと桃井かおり主演のドイツ映画「フクシマ、モナムール Fukushima, mon Amour」の上演がドイツで3月10日からはじまりました。この映画は、今年2月に開催された世界3大映画祭の一つとされるベ...
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スイス人と鉄道 〜国際競争力としての時間に正確な習慣
時間をきちんと守ることは、スイス人がとても大切にしている習慣の一つです。会議は、各自が時刻前に入室し、他の参加者一人一人を挨拶で一巡したあとに、定刻通りはじまります。私的な集まりでも時間厳守の習慣はほとんど変わらず、もし...
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5000ユーロからの幸福 〜ドイツの経済学者による幸福研究
幸福とは何が、幸福になるにはどうすればいいか、こんな話題は、哲学・宗教あるいは自己啓蒙本の独断場で、学術研究が入る余地のないテーマだと長く考えられていました。しかしドイツでは、社会や人間の幸福を最大化するという目標をかか...
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ヨーロッパにおける難民のインテグレーション 〜ドイツ語圏を例に
ここ数年、シリアやアフガニスタンなどから戦争や内戦を逃れてヨーロッパに向かう人が急増していますが、無事に入国し当事国で滞在許可も得られ後は、どうしているのでしょう? 押し寄せる難民をヨーロッパ各国がどのように、またどれだ...
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現代ヨーロッパの祖父母たち 〜スイスを中心にした新しい高齢者像
2014年の8月、スイスで一つの新しい雑誌が誕生しました。50才から75才のスイスドイツ語圏の孫がいる高齢者層を対象にした雑誌で、雑誌名はずばり『祖父母 Grosseltern』です。子供をとり囲む社会の諸問題から、孫と...
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ベーシックインカム 〜ヨーロッパ最大のドラッグストア創業者が構想する未来
ドイツでは、 起業する人を後押しする社会的風土を作っていこうという目的で2002年から毎年ドイツ起業家賞という賞の授与がはじまり、毎年授与されています。賞にはいくつかのカテゴリーがありますが、2014年に「ライフワーク」...
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ツーリズムの未来 〜オーストリアのアルプス・ツーリズムの場合
今日、24時間、様々なサービスに時間を問わずアクセスして、世界中から視覚・聴覚的な情報を簡単に入手することができます。また3D効果や4Dの技術で、臨場感あるバーチャルな世界を体感することも可能になりました 。これほど充実...
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