一般社団法人 日本ネット輸出入協会 – JNEIA

中国のネット取引は、日本より利用者のことを考えている

2011-05-26 [EntryURL]

まだ、最高気温が20度をこえない大連からお届けしています。
実は、大連は将来的に、中国で一番原子力発電所が集中することになっています。
地震があまり多くないからでしょうか?
多分、中国の端だし、お隣は北朝鮮だし、もし事故が起こったとしても、放射能の被害を直接うける地域が限られるいい地域とう判断からきていると思っています。
なので、せっかくきれいな地域なのですが、長期的に住み続けるかどうかはパートナーとじっくり話し合うことにしました。

どこにできるかとかほとんど国民には明らかにされないので、このあたりは中国は怖いですね。
ということで、中国のネット取引は、もともとわけのわからない中国だから、ネットとなるとさらに怖いと思われがちですが、実は使ってみると、日本より良心的で、安心できると感じています。
中国のネット取引の8割は、ソフトバンクも間接的に投資したことになっているタオバオやアリババをつかった取引なので、そのなかでの取引が中心になります。

タオバオやアリババの支払いはアリペイ(支付宝)を使うのですが、これは銀行口座のデビッド機能、クレジットカード市販の金券カードでの補充が可能なので、タオバオやアリババの中で商品やサービスの購入から、支払いの確認まですべてタオバオやアリババの中の画面で確認できます。
日本だと銀行振込など支払い手段でよくつかわれる機能が、ネットのショップの決済機能と連携していないことも多く、振り込んだあとメールなどの別の連絡手段で確認をとったりと、ショップのなかで支払いまでが完結しないことも多いとおもいます。

また、支払いは別の決済サイトに飛んで支払いがおわっても、元のサイトにもどらないので、この取引は支払いが済んだようだが、ショップ側までこの情報がチャンとながれているのか心配になることはないでしょうか?

タオバオでは支払ったかどうかも表示されるようになっているので、決済システムと連携されていることが目で確認でき安心できます。
さらに、便利で安心で手間がかからないのは、配送状況の確認も主要な運送会社なら、タオバオやアリババの管理サイト内で確認できます。
荷物の追跡は運送会社のホームページにいかないとできないとか、そんな日本のネット取引の現状とは違います。

タオバオやアリババの自分のアカウントの管理画面をみれば、商品の購入リストから、その支払い状況、荷物をいつ何時にどの運送会社から発送されていて、いまどこにあるかなどもわかります。
さらに、さらに安心できるのは、商品がとどかなかったり、とどいた商品に問題があれば、タオバオやアリババの中で返品の申請などもできたり、返品に応じない場合はタオバオ側に通報したりできて、しかもそのやりとりの状況がすべて、タオバオやアリババのシステムのなかで把握できます。

ヤフオクや楽天でも、取引の問題まで絡んでくれることはほとんどないとおもいますが、中国では交渉がうまくいかない場合は、タオバオやアリババ側が間にはいり、もめ事の仲裁にはいってくれたりします。
なので、交渉が感情的になってしまいお互いこれ以上すすめられなくなったあとでも、タオバオやアリババではまだそこから交渉を解決にもっていくことができます。
なので、日本の楽天やヤフオクのこのあたりのシステムをみていると、手間だし、古いし、利用者のことを考えたサービスがまだまだ足りないなと思います。

あと、極めつけは、ショップ側には商品が到着して確認してからでないと、ショップ側にはお金が支払われないシステムになっていますから、購入者側は安心して取引できます。
なので、なにかきっかけがあれば、このシステムは日本でも使われる時代がくるのではないかと思っています。
なっといっても、孫さんのソフトバンクやヤフーも絡んでいる部分ですから。

中国にいると、ビジネス取引の面でも日本よりも利用者のことを考えられていて、社会主義的な発想が日本よりもない仕組みやサービスがいっぱいあることに気づきます。
※ちなみに、中国の銀行や病院は、正月以外、土日も祭日も、平日と同じように営業していたり、営業時間も朝9時から夕方5時までと、またネット銀行は24時間振り込んだのが確認できたりと、日本の銀行や病院って、昔の慣習や供給側の発想から抜けられていない部分が多く、社会主義的だなと思っています。。


問題を仕事として取り組むのに苦労している人が多いかな。まだ。

2011-05-17 [EntryURL]

こんにちは
タオバオ購入代行屋さんの松本です。
最近、ネットショップをやるお客様の注文が増えてきているので、うれしくてたまらない毎日です。
ネットショップをやるお客様の注文は、日本に到着してからの不良品がたくさんあるとこまるので、私のところのように、服の検品をしていた元プロのスタッフがいるところには、願ってもないお客さまです。
注文するお店も絞ってまとめてどばっと仕入れるので、ショップとの交渉のやりとりがらくになり、手間がかかりません。

その分、検品作業は数が多いので時間的に大変です。
また、見つかった不良品は返品交渉するのに一番神経をつかいます。
タオバオやアリババなど中国のネットショップで仕入れると返品はほとんどきかないとみなさん思ってませんか?

でも、電話で確認したところ、タオバオではサイトの説明通りでなかったり、電話やチャットで説明された内容と違う場合は、原則ショップがすべての費用を負担して、返金や交換に応じないといけないようになっています。
ちなみに、1000回には及びませんがそれに近く取引しましたが、200件ぐらい返品交渉しました。
まー、5件に1回はショップとケンカしないといけないレベルの品質と考えてください。
実際は、日本人感覚で考えたら返品出来る物はたくさんあるのですが、それもいれると多分、3件に1件はなんらかの問題があります。

なので、中国では仕入れる前のチャットでのやりとりが重要です。
返品する口実をチャットで記録として残すために。
日本や欧米のサイトのように、注文がくるまで外出していてもいいなんて考えでは中国ではいけないのです。
サイトにきて、チャットで返事くれなかったら、購入したいお客さまはすぐに他のショップにうつります。
サイトで書いてあっても、電話やチャットでやりとりした内容のほうが優先されますから、ショップの人も営業時間ないはすぐに対応できるようにパソコンの前に張り付いてるのが常識です。
中国ではサイトで書いてある内容は信じてませんから、買う前には必ずお店の人の声や説明をききたいし、できれば見る場所があるなら駆けつけてから買いたいぐらいなのです。
上海ではネットだけをみて買う人が多いですが、北京では道も広く車社会の町なので、サイトをみてお店があるショップならお店にいって見て買う人が多いようです。

そんなことで、私はいっぱい注文があるので店までかけつけて買うことはできませんから、タオバオの規則と違うことがサイトに書いてあれば、それをスタッフにチャットで確認して記録として証拠が残るようにやりとりを指導しています。
例えば
・商品タイトルに、ブランド、本物、正規品とかかいているけど本当なの?
・正規品や本物って何に対して言ってるの? 
 ひょっとしてデザインや生地が同じだからということで使ってない?
・品質の問題があったときに、なんで商品を送り返す運賃はコチラ持ちなの?
 
 タオバオの人にきいたらそれはサイトに書いても、タオバオの規則が優先されるみたいよ。
・宅急便がもってきた荷物は、検品してからサインしないと、サインしてからの返品は受け付けないってどういうこと?
 中国の宅急便は他の荷物が盗まれるの怖いから配達のお兄さんはマンションの入り口までしかもってこないのは、どこの地域でも同じ状況でしょ。
 私に道路で荷物広げて検品しろといってるの?雨だったら外でどうやって開封して検品したらいいのよ。
あんまり聞きすぎると、もう買わないでということになるので、同じ店にこのようなこと全てを必ず聞いているわけではないです。

しかし、ただでさえ輸出できなかったり、店で売れない物ばかりが流通していることになっているタオバオですから、日本に荷物が届いてからお客さまのがっかりした思いはしてもらわないように、中国から出る前に食い止めようと策を練ってがんばっています。
最近はアリババジャパンで、英語や日本語で仕入れるものが見つかり話しがまとまったけど、先払いしないといけないからどうしても踏ん切りがつかないとかいうお客さまの悩みを、解決して後払いにしてあげたりとかもしています。

いずれにしても、ショップとの交渉はタオバオの規則できまっていても、そんなことお構いなしの配慮ない対応をするショップがほとんどなので、結果は返品できるようになることが多くてもいろいろ嫌がらせもされます。
これまで返品交渉で95%は返品や交換を勝ち取ってきたのですが、結論はでたあとでも嫌がらせしてきます。
荷物を返却しているのは宅急便の追跡調査をみればわかるのに、何日もほったらかしで返事をしなかったり、袋が前と違うなどとウソを言うので、写真をおくらないといけなくなったりと、最後まで抵抗されます。

なので、実はスタッフに言わせるとチャットのやりとりでなく、これは戦争やケンカなんだそうです。
中国人は白黒つけないといけなくなったら、最後までとことんはっきりするまで、感情むき出しで突っ走る人がおおいように感じます。
スタッフをみていると大変です。
“仕事なんだから、問題が起こるのは当然”といってもだめです。
なんとなく、話を聞いていると、どんな取引・交渉でも負けそうになったり、抵抗されるのがいやなんだそうです。

そのいらだちをどこかにぶつけたそうな感じがプンプンしてます。
挙げ句の果てには、日本人が求める基準はタオバオで求めるのは無理で、こんな細かくチェックしたって、どうせ返品はでるんだから、事前チェックなんて私にさせないでみたいなこともたまに言われます。
それいっちゃうと、日本から仕事こなくなるんだけど。。。という感じなんですが。
日本人なら感情を抑えて、いやなことも仕事なんだからと他人事のように淡々とすすめていける人が多いとおもいますが、こっちだとそのようにはいきません。

まだまだ、重要な仕事としてお金で解決したと思ったポジションでも、それなりの報酬を得ているのに、仕事と割り切ることができず、白黒つけることに白熱してしまって、そのストレスからお客さまのことを考えた視点がもてない行動をとる方の対応が多いようにおもいます。

毎日、ジェットコースターのような感情の起伏がある人たちの光景を眺めているのですが、交渉もできず僕にはできませんどうしたらいいでしょうかと解決できない問題をすぐトップにもってくるようなスタッフじゃなくてよかったと非常に感謝していますけど。
毎日、戦いの終わったあとのご褒美を用意することに頭を悩ませる日々です。


雨の日は荷物がこない、取りにもこない宅配便事情

2011-05-09 [EntryURL]

こんにちは。
タオバオ購入代行屋の松本です。
まだ、朝の気温が5度とか6度の大連です。
ところで、私は中国のネット仕入れのお手伝いをしています。
タオバオを中心として、アリババ、パイパイ、amazon中国など中国の主要なネットショップから日本のお客さまの代わりに購入し、日本に発送しています。

よく中国からの荷物は、汚れたり、壊れたり、箱がつぶれていたりする話をうわさに聞くとおもいますが、どんな人がどう運んでいるからそうなるのか、中国の物流事情を紹介したいとおもいます。
まず、中国には郵便局が運営している国内宅急便サービスでEMSがあります。
EMSというと郵便局のネットワークでむずぶ国際便とおもわれるかもしれませんが、中国には国内もEMSがあります。

しかも、日本でいうゆうぱっくみたいな小包サービスもあるので、郵便局は国内の配送網が複数あります。
また、日本でいうヤマトや佐川のような宅急便会社が、山の数ほどありますが有名なのは5,6社になります。
中通、申通など日通ペリカン便と間違えそうな名前の会社がずらーっとあり、上海~大連1200キロぐらいだと、どの便もだいたい1キロ単位10~20元(150~300円)ぐらいでおくってくれます。
でも、会社によって航空便がないところがあります。

上海~大連だと航空便のある地域からの出荷は2,3日で届くのですが、トラックでしか運べない会社になると、6~9日はかかるので、購入するショップからの配送手段を選ぶときには一番気を遣います。
できるだけ安く送料を抑えたいのですが、選択を間違うと、日本にお届けする予定が4,5日も変わってしまうので、見積もり依頼の回答をするときに、お客さまに安さか時間を選ぶのかどちらかにしてもらっています。

ちなみにここを意識しているので、私のサービスを使うと4月の実績は最短で購入から5日で、返品対応しても18日で日本にお届けできております。
そして、驚くことに中国の宅配会社は、宅配会社なのに自分たちの車や社員は荷物をお届け先にとりにいったり、配達したりしません。
集荷/集配は、契約した個人や会社がおこなっています。
宅配会社は、集荷・集配センターに待機していて、大都市間の配送をおこなっているだけで、顧客と接する機会はありません。

宅配会社の人は、顧客と顔をあわさないで顧客サービスをどのように考えているのかとおもいます。
全ては契約した会社や個人が対応することになるのですが、すべて地方や大都市の郊外から出稼ぎにきた若者がおこなっています。
学歴の不十分な出稼ぎの若者男性は最近では、建設現場よりも宅配のほうががんばっていると給料が桁違いに高いので、みんな短期間必死になって働いて稼いで、実家に家をたてたり、送金したり、店を持つなどの起業資金をためているそうです。

北京だと普段で月3000~5000元(5~8万円)、正月前後は8000~10000元(10~15万円)と、中国の外資系の大卒の給料以上を普段かせぎ、正月前後は外資系企業の部長クラスの給与を稼いでいるそうです。
これは、携帯電話代や運搬手段の経費を差し引いて残る金額だからすごいですね。
そのかわり、朝から晩まで夏も冬も走り回らないといけないのですが。。
ただ、契約しても電話代や荷物を運ぶ手段を自分で負担しないといけないので、クロネコや佐川のように立派なトラックなんて支給されないし、買うこともできません。

そこで、なにで運んでいるかというと二輪車です。
中国では、最近自転車にかわり、電動自転車が人気で、安い物で2万円もあれば手に入ります。
また、時速も原付並みの40キロはでるものもあります。
みんなこれを改造して、荷台を大きくしたりして運んでいます。
なので、あまり宅配で大きな荷物が届くと、
取りに来てくれとか無責任は電話がよくかかってきます。
その場合は、社長は稼いで車はもっているはずだから、車でもってこさせなさいと私はいってます。
いずれにせよ、バイクで運んでくるので、落としたりしているのかもしれませんが、よく箱がつぶれたりしています。

あと、箱はかさばるので、ほとんどグレーか黒のビニール袋にいれて、テープでぐるぐる巻にしたものがとどきます。
なので、さわると泥やほこりがついたのかざらざらしています。
ちなみにその状況がよくわかる光景をご覧下さい。
CAPT0204.jpg
こんなことなので、雨降ったら、やむまでは荷物はとどけられません。
タオバオを中心として、楽天の数千億を軽く抜く、数兆円規模のネット取引が中国ではおこなわれており一大産業になっているのですが、
こんな事情もあって、物流はというと、いつパンクしてもおかしくないくらい、脆弱な体制で行われております。

タオバオは親会社のアリババ自身が中国の物流業界自体を変えるために、去年から自前で体制をつくる準備がすすめられているそうです。
中国のことなので、これが本当だとすれば、あと数年もすれば、日本並みの清潔でさわやかな配達員が車をつかって集荷をしている光景に変わっていることでしょう。
とりあえず、この記事をかいた5月9日は大連は雨で、届くとおもっていた荷物がとどきませんでした。
※ちなみに中国で展開しているUPS、FEDX、ヤマト、佐川などは日本のサービスに近いレベルになっています。


中国にいる日本人ほど要注意

2011-04-21 [EntryURL]

中国に5年住んでいて気づいたことなのですが、中国では中国人よりも日本人とのおつきあいほど慎重にすすめてください。
もし中国に進出するつもりの方は、これからいろんな方の助けをかりてでも、中国で成功したい思いはお持ちでしょう。

そのときに、中国で経験があって、いろんな実績をお持ちで、語学の壁を感じることなく、助けてくれる日本人もたくさん現れてくると思います。
でも、そのときには日本で居るとき以上に、自分で付き合う条件をもってぶれずに、気を引き締めて接してくださいね。

たぶん、中国以外もそうかとおもうのですが、海外に住んでいる日本人は駐在している方をのぞけば本当に優秀な方と、日本で住むことができないなんらかの理由をお持ちの方がほとんどだと思います。
ここでいう、日本に住むことができなくなった人というのは、警察につかまるような極悪人のことではないですよ。
仕事でトラブルを抱えて日本で働く場所がなくなってさまよっているような人たちです。
北京が長かったので、大連はまだよくわかりませんが、ネットワークができてくると、優秀な人か、やばい人ばかり目に付くようになりました。

なぜこのようなことを言うのかというと、海外で日本人同士でトラブルが起こったとき、中国の人や中国で法的に対処するような人も、日本人同士のもめ事にエネルギーを裂いてくれません。
日本人同士の名誉や利益の回復に手を貸しても、中国にとってメリットになることは何一つありませんから。
また、トラブった相手の身分によっては、中国の法律で対処できないことも結構多くめんどくさいことがおおいので、法的に助けをさしのべる人もあまりモチベーションがわかないそうです。

さらに、日本に帰って、日本の法律でなんとかできるかといえば、トラブった相手が日本にいなかったり、日本に拠点がなければ、日本の法律でもどうにもならないことがあります。
なので、海外にいて、現地の日本人の助けは日本に居るとき以上にありがたく感じるものなので、ついつい気がゆるみがちなのですが、海外で自国の人とトラブルをおこしてしまうと、取り返しのつかないことが多くなります。
特にこのサイトをご覧になられている方はビジネスを目的で考えている方が多いとおもいますので、こういうときこそ気を引き締めて、取引やおつきあいをしたほうがいいとおもいます。

日本ではあまりニュースにはなりませんが、現地の大使館の情報などでも、かなりの数の日本人が日本人にだまされる事件や、中国人が現地にいる日本人にだまされる情報を聞きます。
日本人は勤勉で真面目だというイメージを信じて、お金には抜け目ない中国人でさえ、コロっとだまされているのですから、ビジネスがらみのおつきあいには注意しましょう。
ちなみに北京にいたときに起業で成功している日本人に多かった共通パターンは、この2つでビジネスパートナーとなる中国人に出会っている人たちでした。

●起業前に現地で修行(お勤めか留学)し、ビジネス以外で一生つきあえる人をみつけその人たちと共に事業を興している。
●中国人と結婚して、伴侶と一緒に事業を運営している。

つまり、ビジネス以外で信用できる何かがある人たちのことです。
なので、ビジネスだけで中国とつきうのは、成功の条件としてかなりむずかしくしてしまっているとおもいます。
さらにその間に日本人が助けてくれるとなると、ずっと助けてくれる人だったらいいのですが。。。。
タオバオ購入代行屋さん 松本英晃
http://www.taobao-kounyudaikou.com


現状から抜け出せないときは

2011-03-01 [EntryURL]

私は常識とは世間一般の人が理屈抜きにして信じていることだと思っています。
でも、将来的に自分の進む道が、今よりも自分を成長させて何かの組織や分野のトップになるとか、お金持ちになって、周りも幸せになってもらいたいとか、多くの人を引っ張るリーダーになるとか、そういうことを考えている人がいるなら、常識どおりにいきていては、世間並みの人と同じ考えで生きているわけですから、いつまでたっても変化・成長するきっかけをつかめないでしょう。

そういうこともあって、世間の常識通りに生きるのをやめ成功している人たちや、それをコピーしてノウハウや情報だけを伝える人たちの本やセミナーなどで勉強するのが近頃大盛況のようですが、それで学んでも変われない人がたくさんいます。

その原因の最も大きなことは、本やセミナーで学ぶで理解はできても、結局、これまでと違う生活や考え方ができていないからだとおもいます。
それは、新しい情報をとりにいき積極的に人と会いにいっても、これまでの考えや人間関係のどこかを捨てることができてないからだとおもいます。
なので、自分がもがいても変われない原因が、世間の常識や、人間関係のしがらみであると周りが原因であるという考えをお持ちであるなら、中国で生活してみることが一番の解決策だとおもいます。

生活スタイルが違う場所で住めば、取り巻く人間関係や考え方ががらりとかわります。
自分が積極的にしなくても自動的に、周りからあなたに違和感を引き起こします。
日本と同じように変わらないことをしていたら。
中国も都市に住む限り、日本と同じ生活スタイルで生活はでき、しかもコストが安いので不自由はしないとおもいます。

しかし、世間の常識という点では日本と大きく違う点がたくさんあって、仕事をするにも、友達とつきあうにも、中国の方と一つ屋根の下で生活をするにも、日本の常識であたりまえと思い、それに頼っていると、日本では問題にならないことで、痛い目にあうことがあります。
なんでこんなことで問題になるのかと落ち込むかもしれませんが、日本にいるとなにも考えず信じていた事に対して中国にいれば、考えざるを得なくなります。

日本にいたときと同じように行動し生活していたら、中国では必ず問題にぶち当たりますので、常識が常識でないことに気づくにはいい機会だとおもいます。

※バス・電車に乗るのに順番に並ぶことはできないのに、

年寄り・子供連れの女性が立っていれば、瞬間に誰でも席を譲る

※失敗したら謝ることが日本では先なのに、

中国で謝っていてばかりでは信用されないし、相手がつけあがるので、平気でウソをついたり、必死にいいわけをしてその場を取り繕うとする。

※路でこけた人がいれば、手を貸して助けるのが当たり前と思いきや、

助けた人や野次馬から責任をなすりつけられることがある中国では、自分で助けず、見てるだけのほうがよかったり。(警察や救急さえ呼ぶと呼んだ本人がその後の後始末に関わらないといけないケースもあります)

※ビジネス取引に契約があっても、

資産の差し押さえや強制執行が実質できない中国では、契約で安心してはいけないし、契約したときの状況と大きく現在の自分の状況が変わっていれば、勝手に契約を違反する行動をしても問題と思ってない人が多かったり。

中国にくれば本当に自分を見直すきっかけが自動的に用意されています。
同じ場所で情報や人から学ぶんでも行動ができなかったり、結果がでないかたは、さらに同じ場所で同じ方法でなんとかしようと考えずに一生に一度ぐらい、住む場所を大きく変えることのほうが、自分の常識やからを打ち破るには、一番いい方法だとおもいます。
心理学的に精神が病んでいる人の定義とは、同じ行動をして、違う結果を期待している人たちのことらしいです。

追伸:
リビアなど中東の民主化運動の影響で中国のインターネットの検閲も厳しくなっているようです。
中国からはアメブロは普通にみれなくなりました。
とはいっても、中国版ツイッタ-(ミニブログ)は情報の拡散のスピードが速く、中国政府も検閲に手を焼いているそうです。
検閲の目が届きにくいと言うことで、中国でもツイッタ形式のサービスは大盛況のようです。
有名人になると、フォロー数が数百万単位がごろごろしています。


進出するなら上海や北京以外の大都市から

2011-02-01 [EntryURL]

こんにちは。
中国の旧正月前で昼間から爆竹の音に悩まされ、仕事する気がおきない松本です。

中国在住5年目を大連で迎えることになりました。
大連といっても、市中心部から40キロほど離れてる地ですが。
関東でいうと浦安、大阪だと堺市って感じの場所でしょうか。
これから、日本人やその他外国人がいない町から、タオバオ購入代行の仕事しながら生活していて、気づいたことや、経験したことをお伝えしていきますので、よろしくお願いします。
中国との貿易に興味がおありの皆様に役立つ情報が提供できたらとおもいます。
今回は、ヤマダ電機が中国瀋陽に開店した記事から。
http://blogmag.ascii.jp/china/2010/12/004069.html
記事の中にもリンクがありますが、こちらの写真をみれば、店の雰囲気は日本と同じですね。
http://tieba.baidu.com/f?kz=949537756
日本のお店だけあって、変態なまでに真面目だという感想もあって、現地の反応がおもしろいですね。
中国人が中国では経験することがこれまで難しかったサービスが、(接客態度の良さ、トイレの清潔さ、在庫状況の把握など、日本で当たり前のことなんですが)日本人からでなく中国人から受けられるとあって、日本の製品・サービスは価格が高いというデメリットが解消できるかもしれないですね。

実は、中国でも上海・北京と、それ以外の都市と比べても中国内に質の差があります。
北京の中心部に4年間住んでいて、大連郊外に引っ越ししてきた私でさえ、その違いを感じるほどです。
なので、地方の大都市で、日本の商品が販売されたり、サービスが受けられるとなると、現地の中国人の反応は、良い悪いに関わらず私以上にその違いを感じてるんでしょうね。

私が思うに、上海や北京はマーケットの大きさとしては魅力ですが、日本の中小企業や個人が進出し活動するにはハードルが高すぎます。

・上海は既に競争が激しく、商品・サービスの質だけで勝負しずらい。
・北京は政治の中心なので、商品・サービスの質の前に、人脈を構築してからでないと、もうかる商売はできない。

なので、日本の商品やサービスを中国に持ち込んで、その質で勝負したい人は、ヤマダ電機のように、地方に進出してとりあえず様子を見るのがいいと思います。
ヤマダ電機はサービスの質で勝負しようとしているはずなので、その質の差を感じてもらいやすい、地方から始めるほうが、自分たちの戦略の検証がしやすいからでしょう。

上海や北京にいきなり進出するより、失敗したときのコストも安く抑えられますからね。
私が住む大連市でも、中心部から40キロ離れた郊外では、ショッピングセンターは山ほどあり、正月前の今となっては、レジ待ちで30~60分も待たないといけなくなるほど、人がたくさん集まるお店がたくさんありますが、餃子の王将、車、電機製品以外に日本製を見かけることはありません。
なので、まだまだ進出の形にこだわらず、中国にはチャンスがたくさんあるとおもいます。


松本英晃(中国在住)プロフィール

2011-01-08 [EntryURL]

中国大連にてタオバオ購入代行運営
s-DSC03614.jpg趣味はマラソン、サイクリング、水泳
~2006年
某大手化学メーカーの経理・財務として13年間勤務
その間、中国進出のための会社設立、買収、監査などで、月の半分は中国に滞在する生活を3年間送る。
2006年~
 退職後、中国北京にて語学学校に1年間通う生活を送る。
 ホームページ作成や集客支援などネットをつかった
 ビジネスでフリーランスの生活を送る。
 
■100冊の本クラブ http://www.100bookclub.com/
 2年間で102人に幸せと成功についてインタビュー実施。
 102冊をワンセットの電子書籍を1000セット販売
 2010年将棋の羽生名人の講演会に500人を集客
 羽生善治著書「結果を出し続けるために」
 プロモーションに参画 現在、30000部近く販売
 
2010年~ 
 中国北京にてタオバオ購入代行運営
2011年~ 
 中国大連に拠点を移動しタオバオ購入代行運営
☆中国簡単輸入貿易ガイド
http://www.taobao-kounyudaikou.com/
http://twitter.com/taobaowatch
http://www.facebook.com/taobaowatch


徳原和博(タオバオ)プロフィール

2010-12-12 [EntryURL]

生年月日:1971年2月8日
住まい:大阪府大阪市
ブログ:タオバオの歩き方:中国オークション(淘宝)で仕入れてヤフオク転売:在宅で稼ぐ

【1998年】 
サラリーマンの傍らヤフーオークションを始める
当初は、フリーマーケットで仕入れたモノを転売

【2005年】 
中国の商業施設(百貨店やショッピングセンター)のプロデュース会社へ転職そこで、日本のファッションブランドを集め、中国NO.1百貨店である
上海第一百貨店へのリーシング活動と共にフロアプロデュースを行いリニューアルOPENに尽力する。
また、様々な日本ブランドの中国店舗のサポート業を行う上で貿易業務にも携わる。
そこで、数ヶ月間ではあるものの上海に滞在。

【2007年】 
レディースファッションの生産、卸メーカーへ転職
Eコマース事業部を立上げ、責任者となる。
そこで、タオバオをはじめとする中国のネットショップなどからの商品仕入れを行い、日本でのネットショップ運営に携わる。
それとともにオークション販売も手掛ける。

【2010年】 
ファッション会社を退職し自身の経験を元にしたブログ『タオバオの歩き方』を開設。
さらに、タオバオ仕入れノウハウを商材化し、販売を開始する。
また、商材購入者向けに中国個人輸入のサポートコンサルを行う。
今後、義烏はじめ、広州や杭州などの買付け業務やアテンドサービスを予定。


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