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ドイツのオーガニック展示会BIOFACH(ビオファ)のレポート②

2015-03-06 [EntryURL]

オーガニックとは関係がないのですが、ドイツに住む日本人の友人に”手に入りにくくて困っている食品は?”、と尋ねたら、ひとつは生の魚で、海から遠いので難しいそうです。もうひとつは霜降りの肉としゃぶしゃぶ用に食べる薄くスライスした牛肉、そうですね、霜降りの肉も肉を薄くスライスする技術もこだわりの日本食用ですからね。

オーガニック化粧品の展示会場は、Vivaness(ビバネス)というネーミングで同時開催。ここには世界中から200社ほどの出展がありました。

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ドイツのオーガニック化粧品市場は10億ユーロを超える市場で、2014年は前年比10%以上増(naturkosmetik konzepte, GfK, IRI, IMS Health and BioVista調べ)という大きな伸び。オーガニック嗜好の更なる高まりと、オーガニック化粧品が一般化粧品と遜色がないほど機能性やデザインが高まってきたからですね。

驚いたことに、化粧品にもVegan(ビーガン)というカテゴリーができていました。ビーガンとは、完全菜食主義者のことで、植物製品以外は食べない人。欧米ではビーガンの方が多いのですが、食事にだけでなく化粧品でも動物系の原料を使用していないビーガン化粧品が求められてきているとは、こだわりの強さに感心です。

日本でも無農薬や有機栽培など少しずつ進んできていますが、ドイツのようにあらゆるものが一般流通するといいですね。

※この展示会については、私のブログ http://ameblo.jp/38-emiko/ でも紹介していますのでぜひご覧ください。


ドイツのオーガニック展示会BIOFACH(ビオファ)のレポート①

2015-03-05 [EntryURL]

ドイツ・ニュルンベルクで開催された世界最大規模のオーガニック展示会BIOFACH(ビオファ)2015が2月に開催されました。

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オーガニック食品やオーガニック化粧品から2千社を超える出展があり、44,000名の来場で大盛況。
会場では看板や商品などいたるところでBIO(オーガニック)の文字が見えます。

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オーガニックのチーズやヨーグルト、オーガニックのパスタ、オーガニックのペイスト食品、オーガニックの野菜、オーガニックのソーセージやお肉、オーガニックの魚の加工食品、オーガニックのベビーフード・・・、何でもあります。

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オーガニックのキャラメル味のアイスクリーム。これはオーガニックの中でも更に基準の厳しいDemeter(デメター)というバイオダイナミック有機法を基準にしたもの。甘すぎずおいしかったです。

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会場で一番人気だったのが、オーガニックの豆腐の加工食品、調理の実演や試食を行っていて賑い試食の順番待ち状態。ドイツでも豆腐は健康食品として人気のようですが、豆腐そのものではヨーロッパの人のテイストに合わないのか豆腐の加工品をよく見かけました。

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そして、オーガニックのワインやビール。オーガニックのワインはずらーっと並べられ、試飲を行い投票後、賞が授与。

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世の中に手に入らないオーガニック食品はないのでは!?と思うほどありとあらゆるものが溢れていて、オーガニック食品だけで好きなものを食べて生きていくことも可能なのだと、実感しました。


ドイツのオーガニック状況

2015-03-04 [EntryURL]

オーガニック(有機栽培)大国のドイツについてご紹介です。これを読むと、ドイツと日本のオーガニックへの関わりの違いに驚かれるかも。

ドイツは、アメリカの次にオーガニック食品市場が大きい、世界No.2のオーガニック食品を消費する国です。元々ドイツはリサイクル活動や環境保護への意識が高い国であったところに加えて、BSE(牛海綿状脳症)の問題や、様々な食品添加物によるアレルギーの発症、遺伝子組み換え食品への抵抗感などによって、オーガニック食品の需要が毎年高まっています。

2014年はオーガニック食品の消費は80億ユーロ近く(為替変動が激しいけれど、1ユーロ=130円で計算した場合、10兆円!)で前年比4.8%増(German Federation of the Organic Food Industry調べ)、農林水産省の2006年データでは53億ユーロと出ていたので、7年間で、50%増、すごい伸長ですね。

人口は日本の方が1.5倍近くもあるので、日本のオーガニック食品の消費はドイツのほんの数%・・・。ドイツ国民一人ひとりの環境や健康への意識の高さが伺えます。

数値的なことだけでなく、もうひとつ大きな違いは、日本の有機JASが定めるオーガニックの基準により農産物は既に日本の農家、食品製造メーカー、食品輸入会社などが認定を受けて、オーガニック食品もある程度出回っているのですが、畜産物はほとんどないのです。日本で畜産物でオーガニックと表示されたものは見たことはほとんどないですよね。欧米では、畜産物へのオーガニック基準も各認証団体の基準のもと一般化していて、オーガニックの牛乳やチーズはあたりまえ、オーガニックのアイスクリームなどスイーツももちろん、そしてオーガニックのお肉や魚ソーセージも普通に購入できるのです。

ドイツでは一般的なスーパーに行っても、各売場で必ずBIO(有機)と認定表示されたオーガニック商品をみかけます。最近はBIOのプライベートブランドを作っているところもみかけるようになりました。そして、オーガニック食品だけを扱うお店=Reformhausがドイツ国内に2,000店も。更には、オーガニックのお肉だけを扱うお肉やさんとか、オーガニックのパンヤさんとか・・・。オーガニック好きにとっては羨ましい限りです。

オーガニック食品の値段は一般のものと比べて多少は高いのですが、私のドイツの友人いわく、自分や家族の健康を考えると普通に買っている、例えばオーガニックの牛乳は一般家庭にも広がっていて5割近い消費がある、とのこと。

日本にオーガニック食品がまだまだ一般流通しないのは、認証取得を含む価格のせいなのか、意識の違いなのでしょうか。


市川恵美子 (ドイツコラム) プロフィール

2015-03-01 [EntryURL]

ichikawa.pngアロマ&カラーセラピスト
1963年生まれの50代。
20歳の時に化学合成化粧品に違和感を感じ、自然化粧品探しの旅を始め、はやナチュラル/オーガニック化粧品愛用30年。

自然化粧品業界で23年従事し、世界のオーガニックコスメブランドのジュリーク社、ヴェレダ社、ラヴェーラ社、ロゴナ社などを訪問。

ナチュラル/オーガニック化粧品の考え方・成分・効果などをはじめ、自然療法、植物療法、アロマセラピー、カラーセラピー、バイオダイナミック有機農法、フェアトレード、人と自然と宇宙のバランスについて、など習得。

・英国ITEC認定アロマセラピスト
・米国コンシャスカラーズ認定カラーアロマセラピスト
・2004年色彩コーディネーターとして文部科学大臣賞受賞

自然の香りと色の力を融合させた新しいセラピーを日本に広めていきたい、そして、日本の文化・伝統・技術などをナチュラル・オーガニックの側面から支援したい、という思いで活動をしています。

人生のモットーは、『信頼を育む』『楽しく生きる』。趣味は、人魚のように海で楽しく泳ぐこと、ワインや日本酒でのパーティー。

気持ちが楽しくなるオーガニックライフ情報を提供できればと思ってます!

運営ブログ:アロマセラピー、カラーセラピー、オーガニックコスメで楽しく元気に!自然のエネルギーを心と身体に


知らないとたいへん eBayはここが違う!

2015-02-22 [EntryURL]

TPPで非親告罪化に関してにわかに議論になっているようです。 わたしたちネット輸出入ビジネスをしているものにとっても著作権というのは切っても切り離されないものです。 日本ネット輸出入協会でも何度も弁護士さんにコラムを書いていただいています。 「画像の引用」について少し触れたいと思います。 他人がアップしている画像を勝手に使ったらダメなのはおわかりになると思います。 かつて、とあるセミナーに参加したとき講師の方が「写真を撮るのは面倒だから人のを引用しましょう。簡単にコピーできるのでおすすめです。」と言っていました。 聞いててあごが外れそうになりました。 セミナー後、講師の方に直接聞いてみましたが、その方は「著作権」をよくご存知なかったようです。 いけないと知っていてする人と知らないでする人。 どちらも悪いです。 ここでは知らずに使ってしまった場合について書かせていただきます。 AさんはBさんが出品している商品の画像をコピーして自分の出品に使いました。 それを見つけたCさんがAさんを著作権侵害だと追及しました。 著作権は現在「親告罪」です。 著作権者でないCさんが言ってもダメで、使われたBさんがAさんを告訴する事で初めて公訴する事が出来ます。 そしてネット輸出入ビジネスの実際問題として、著作権者から「勝手に使わないで」といわれた場合、裁判など発展することはなく、すぐ削除して謝罪することで終わることがほとんどです。 ここからが本題。 輸出ビジネスにおいて、eBay、アマゾン輸出、サイト販売と現在3つ販売方法があります。 各々メリットデメリットがありますが、輸出ビジネスをする上では全部できなくてはいけないと考えています。 【サイト販売 ⇔ eBay・アマゾン】 となる図式が結構多いのですが、今回は、【eBay ⇔ アマゾン・サイト販売】 となります。 どういうことかというと、前述のAさん、Bさんに画像の削除を求められた場合、サイト販売だと3秒で画像を削除できます。アマゾンも反映まで数分かかることがありますがこちらもすぐ削除できます。 eBayは問題です。 出品中だったら大丈夫です。 ところが出品が終了した場合、落札された落札されなかったどちらの場合でも、「履歴」が残ります。 出品が終了したものに対して著作権者から画像の削除を求められた場合、eBayは基本90日間は削除できません(eBayが削除してくれません)。 すぐ削除して謝罪すれば大事にはならない画像の無断引用ですが、こうなると大事に発展する可能性は大いにあります。 ですのでプラットホームを使う場合は「間借りして使わせてもらっている」ので自由度が低いということとシステムの理解度を深めることが重要です。 「バレるまで勝手に使う」という人もいるようですが、わたしたちはきちんとビジネスをしなければいけませんので、やはり無断引用はしなければいけませんし、「知らなかった」とならないように知識として持っておくことも必要です。

2015.02.22
一般社団法人 日本ネット輸出入協会
代表理事 塚原昭彦


日本ネット輸出入協会ロゴマークの募集

2015-02-13 [EntryURL]

たくさんのご応募ありがとうございました。

一般社団法人 日本ネット輸出入協会では、協会の社会的認知度を高め、社会にPRでき、より多くの人たちに知っていただくために、新たなロゴマークのデザインを一般公募いたします。
日本ネット輸出入協会をイメージさせる創造性豊かな作品のご応募をお待ちしています。

募集内容

ロゴマークに求められる内容は次の通りです。
・日本ネット輸出入協会をイメージするもの(世界、ネット、輸出入など)
・協会印刷物(書籍・封筒・名刺など)、サイトなど広範囲に利用可能でシンプルなもの
・拡大・縮小・白黒での使用も考慮してください

応募資格・応募点数

どなたでも応募できます。
また、お一人あたりの応募点数に制限はありません。ただし、1点の応募ごとに所定の応募手続きをしてください。

応募方法

応募フォームよりお申し込みください。
・ロゴマーク(カラーで作成)のデータ形式はJPEGまたはPNGのいずれかとします。
・作品のデータサイズは2MB以下としてください。
・作品の説明(200字以内)を記載してください。

選考・表彰

・採用作品(最優秀賞)1点を選考します。
・採用作品の決定は2015年 6月中旬頃を予定しています。採用作品の応募者に郵送または電子メールにて通知します。
・採用作品の公表は、2015年6月中旬、日本ネット輸出入協会のサイトにて行います。
・採用作品の応募者には、賞状及び副賞(5万円)を贈呈します。
※高校生以下の場合は、賞状及び同額の図書カードを贈呈

応募期間

2015年2月20日~2015年5月31日

注意事項

・応募作品は全て未発表作品で、第三者の著作権・商標権等の権利を侵害しないものに限ります。
・応募作品は返却いたしません。
・採用作品の著作権・商標権及び一切の権利は、一般社団法人 日本ネット輸出入協会に帰属するものとします。
・採用作品の一部を修正・アレンジ・変更・転用して利用する場合があります。
・採用作品の応募者の氏名・都道府県は公表いたします。
・応募者の個人情報は、選考事務に必要な範囲でのみ使用し、他には一切流用しません。

たくさんのご応募ありがとうございました。


一燈国際特許事務所 弁理士 塚田喜彦 氏

2015-02-04 [EntryURL]

tsukada.JPG10年以上の営業経験を積んだ後、知的財産に興味を持ち、36歳の時に弁理士になること決意。
前職や大学の産学官連携業務で、知的財産実務を学び、現在一燈国際特許事務所で、主に商標・意匠実務に従事。相談件数は年間500件以上。

 また、中小企業などで、知的財産のことを楽しく知ってもらうために、
「すぐに役立つ知的財産の知識」
「あなたの商品名ほんとにそれでいいの!?」などのセミナーや勉強会の企画・運営、講師を勤める。


2015年02月05日号 商標の類似とは何か?
2015年03月05日号 お金をかけずに、売り上げを伸ばす1つの方法!?
2015年04月05日号 判例からみた商標権の効力の考え方
2015年06月05日号 不正競争防止法と知的財産権との関係
2015年07月05日号 商標登録後に注意すべきこと
2015年08月05日号 知って得する外国商標制度ミニ知識
2015年09月05日号 商標登録出願における「指定商品・指定役務」の重要性
2015年10月05日号 人名(芸名)・グループ名の商標登録について
2015年11月05日号 下町ロケットから見る知財の知識
2015年12月05日号 オリンピックエンブレム問題からみる知財の知識1
2016年01月05日号 オリンピックエンブレム問題からみる知財の知識2
2016年02月05日号 どんな場合にどんな権利を取得すればいいの?
2016年03月05日号 他人に盗まれた商標を出願された場合どうなるの?
2016年04月05日号 4月から変わる改正法について
2016年05月05日号 輸出と知的財産権
2016年06月05日号 最近の商標トピックとネットビジネスにおける商標権侵害の問題
2016年07月15日号 職権主義とは何か
2016年08月15日号 警告書が突然届いた!さあどうする
2016年09月15日号 防護標章制度とは何か
2016年10月15日号 こんなにも違う日米商標制度
2016年11月15日号 TPPと知財について
2016年12月15日号 地域団体商標制度について
2017年01月15日号 商標権の使用許諾(ライセンス)について
2017年02月15日号 商標権の使用許諾(ライセンス)契約に関する注意事項
2017年03月15日号 マドリッド協定議定書に基づく国際登録出願について
2017年04月15日号 登録できなくても使用できる商標、登録しなくても保護される商標
2017年05月15日号 欧州共同体(EU)商標制度の仕組み
2017年06月15日号 実用新案制度について
2017年07月15日号 意匠の定義とその登録要件について
2017年08月15日号 登録できる意匠の態様について
2017年09月15日号 重要事項のまとめ(国内編)
2017年10月15日号 商標権侵害の考え方 実戦編
2017年11月15日号 著作権とは何か Vol 1
2017年12月15日号 著作権とは何か Vol 2
2018年01月15日号 著作権とは何か Vol 3
2018年02月15日号 著作権とは何か Vol 4
2018年03月15日号 不正競争防止法の内容とその役割
2018年04月15日号 クライアントの視点から見た知財の問題
2018年05月15日号 拒絶理由の対応について
2018年06月15日号 拒絶理由の対応について2
2018年07月15日号 商標登録を自分でやりたい!という方へ
2018年08月15日号 起業したらすぐに考えるべき商標登録
2018年09月15日号 商標権侵害はこんなに恐ろしい!?
2018年10月15日号 マリカーから見る知財の問題
2018年11月15日号 不使用取消審判はこうして使え!
2018年12月15日号 実用新案権をうまく使おう!
2019年01月15日号 特許権の間接侵害について
2019年02月15日号 権利者同士の侵害の関係について
2019年03月15日号 特許法に定める法定通常実施権について
2019年04月15日号 商標権と並行輸入の問題
2019年05月15日号 令和とオリンピックに関する商標の知識
2019年06月15日号 事例でみる商標権侵害の考え方
2019年07月15日号 パリ条約の3大原則について
2019年08月15日号 特許権を取得するための重要な要件
2019年09月15日号 商標登録出願における指定商品・指定役務の選定について
2019年10月15日号 もの・方法を発明したら考えるべき3つのこと
2019年11月15日号 特許発明の実施について
2019年12月15日号 最近の商標トピック
2020年01月15日号 商標登録の意義1
2020年02月15日号 商標登録の意義2
2020年03月15日号 知って得する商標情報
2020年04月15日号 特に知ってほしい平成30年、令和元年改正
2020年05月15日号 米国商標制度の最新トピック
2020年06月15日号 キャラクターデザインの保護
2020年07月15日号 実はそれって著作権法違反!?
2020年08月15日号 職務著作について
2020年09月15日号 立体商標の登録はつらいよ
2020年10月15日号 知財クイズに挑戦!
2020年11月15日号 知財クイズに挑戦! 正解編
2020年12月15日号 商標登録出願中に、自分の商標をパクられた!?さあどうする?
2021年01月15日号 商標出願前は必ず調査を!
2021年02月15日号 パリ条約でこれだけは押さえたい知識
2021年03月15日号 商標は事業を助けるパートナー

La Marseillaise.

2015-01-16 [EntryURL]

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(仏・オランド大統領と共に抗議デモに参加する各国首脳陣)

2015年1月7日、パリで痛ましいテロ事件が起こりました。 私は日本にいたのですが、お正月気分が抜けない新年に突如飛び込んで来た衝撃のニュースに、大変なショックを受けることとなりました。 犯人のイスラム教徒の男は射殺され、事件は一応の幕引きとなりましたが、3日間で17名もの罪無きフランス人の尊い命が失われ、フランスの過去50年間における最悪のテロ事件となりました。 そもそも、なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか・・・。 私は、今回の事件はある程度予想できたことだったのではないかと思っています。 近年、現地メディアはヨーロッパのイスラム教徒を「トロイの木馬のような脅威」と語り、警告を促してきました。 イスラム教は「人間はおろか、動物の命を奪うことさえ許されない」と教えていますが、実態はその思想とはあまりにもかけ離れていると言えるでしょう。 気に入らないことを書いた報道機関に対してテロを起こすなど、まさに前代未聞の蛮行です。 この蛮行には断固として戦わなければなりません。 今月11日には、フランス全土で370万人が大規模なデモを行ない、世界各国の首脳陣数十名が160万人のデモ隊の先頭に立ち、抗議しました。 またフランス議会では、議員全員でフランス国歌『La Marseillaise.』を合唱し、仏大統領は「これは文明戦争である」と明言しました。 今、彼らは言論の自由を守り、卑劣なテロに抗議するため、銃ではなくペンを持って戦っています。 私もこういう仕事をしていると、恨まれたり、謂れのない誹謗中傷を受けたりという事があります。 それは、常に覚悟の上ではありますが、それでも顔も名前も出さずに誹謗中傷のみを行う名無しの亡霊は卑怯だと糾弾せねばなりません。 彼らは自らの顔を出し、名前を名乗って自分の意見を言うという当たり前のことすらできないのです。 そういう人間が暴走すると、こういったテロを引き起こす事に繋がるのではないでしょうか。 ネットに匿名で書き込み、炎上させて喜んでいる人々というのは、まさにその予備軍であり、すでに歪んだ正義感を振りかざした『ネットテロ』を起こしはじめています。 これだけでも、卑怯な亡霊であるわけですが、ましてや実際にテロを起こし、銃殺するなどということが許される訳がありません。 報道というのは、常に誰かを傷つける側面を持っているものです。 表現の自由もまた然りでしょう。 誰かを傷つけ、誰かにとって都合の悪いことを言うからこそ、それを統制しようとする人間が現れるのです。 しかし、その権利を放棄することは許されません。 今回テロにあった、フランス紙『シャルリー・エブド』はこれまで果敢に戦ってきました。 自らの命が狙われていることを知りながら、銃ではなくペンを持って戦い続けることの意味を、私たちは今一度考える必要あるでしょう。 そして、イスラム過激派というテロ集団に向かって悲しみを背負って立ち上がった多くのフランス人たちの姿を我々は見習わなければなりません。 昨年、アメリカのソニー・ピクチャーズが映画『The Interview』(原題)の公開を巡って、北朝鮮からサ イバーテロや脅迫を受ける事件がありました。 ソニー・ピクチャーズは映画の公開中止を発表しましたが、米・オバマ大統領は「テロに屈し、公開を中止するべきではなかった」と声明を発表し、北朝鮮に対しすぐさま報復措置を取りました。 その後、ソニー・ピクチャーズは映画公開を決め、爆破予告を受けた映画館には多くの観客が足を運びました。 彼らはテロと戦い、打ち勝ったのです。 その一方で、これが日本だったらどうだったろうと私は考えてしまいます。 残念なことですが、恐らく映画はお蔵入りとなり、風刺週刊誌のために多くの人々が戦うことはないでしょう。 今回のデモにも、安倍首相をはじめとした日本政府要人は参加していません。 こういった有事こそ、日本政府は近隣諸国や国際社会に対して、日本はテロを絶対に許さないのだと力強くアピールする絶好の機会だったのではないでしょうか。 私は、フランス人に今回の一件について話を聞きました。 彼らは「絶対に許せない」、「私たちは表現の自由の為に戦う。私たちもシャルリーも、これまで通りイスラムを批判するだろう」、「私たちがテロリストに屈することは、この先100年経ってもない」と力強く語りました。 中でも印象的だったのは、あるフランス人男性が「シャルリー・エブドのやっていたことは報道であり、ユーモアだ。一部で、彼らをレイシストだという人間がいるがそれはとんでもない。そもそも、差別はよくないという人間に限って、人をレイシストの差別主義者だと言って差別する。イスラム教徒のアイデンティティーは根底に破壊活動というテロ思想があり、犯罪集団になってしまっている。彼らは史上初めてえんぴつに攻撃し、文明戦争を起こした。表現の自由、民主主義、与えられた権利、これらを持ち合わせ、まともな教育を受けた世界中のすべての人々はこれに怒り、悲しんでいる。イスラム教徒はこれから必ず報いを受ける」と話してくれたことです。 ですが、その一方で日本人に話を聞くと「フランス紙側にも問題があったのではないか」、「殺される程のことを書いたのだから仕方がない。それだけのことをしたのだ」、「人を殺したり、無関係の人まで巻き込むのは悪いけれど、犯人にも同情する余地がある」等という意見が多かったことに私は愕然としました。 もし彼らがイスラム教徒でないのなら、表現の自由やジャーナリズムというものについてもう一度勉強させるべきです。 考えてみれば、最近は風刺やユーモアという言葉も日本では聞かなくなってきました。 臭い物には蓋をして、気に入らない物は炎上させ、他人に配慮と自主規制を求める。 その結果が、今の日本の閉塞感ではないでしょうか。 Charlie-Hebdo1.png
(風刺週刊誌『シャルリー・エブド』に掲載された風刺画)

シャルリー・エブドは14日、同紙の最新号を予定通り発売しました。 今回のテロ事件をさっそく風刺し、フランス全土における大規模デモに感謝を示したほか、イスラム教において描くことそのものがタブー視されている、預言者・ムハンマドが「わたしはシャルリー」と書かれたカードを手に涙する風刺画を一面に掲載したのです。 これはまさに、「我々はテロには屈しない」というシャルリー・エブドからの宣戦布告であり、テロリストに対して向けられた強烈なメッセージとなりました。 もし今回、同紙が最新号の発売を見送っていたら、或いはイスラムについて掲載しなければ、これはテロリストに対する敗北宣言とみなされ、今後テロリストたちは破壊活動によって要求を通そうとしていたことでしょう。 そして、多くのフランス人が発売前の早朝から長蛇の列に並び、預言者の風刺画が表紙に描かれた同紙を誇らしげに手にしていました。 彼らもまた、同紙を買うことによってシャルリーを支持したのです。 多くのフランス人が、改めてシャルリー・エブドのジャーナリズム精神を支持した以上、例え15億人のイスラム教徒が怒ろうとも、誰も彼らの勇気ある行動を止めることはできません。 何かと戦うといことは、大きな勇気がいることです。 ですが、その勇気すらないのなら、せめて勇気ある人々を批判するのではなく、亡霊は亡霊らしくただ沈黙しているべきです。 テロの犠牲になった編集長を批判し、テロを起こした犯人に同情するなど、恐ろしい精神構造です。 今、パリを中心に世界中の人々に悲しみが広がっています。 私も、今回のおぞましいテロ事件に大変胸を痛めています。 ですが、私たちは言論の自由と、風刺とユーモアに満ちた批判の精神を守る為、悲しみを怒りに変え、戦わなければなりません。 決してテロには屈しない、常に正義はこちら側にしかないのだということを世界中が今こそ示すべきです。 そして同時に、「ペンは剣よりも強し」というのは幻想に過ぎないことも自覚しなければなりません。 銃からペンを守るには、ときに銃を持って制しなければならないことが必ずあるのです。 今や「テロリストは殺すしかない」というのが国際社会の共通認識です。 日本がこれから起こる文明戦争に勝利するためには、時に武力が必要になることを我々は今から覚悟して必要があるでしょう。 今回のテロで亡くなられた、シャルリー・エブド編集長以下、16名のフランス人に哀悼の意を捧げます。 『JE SUIS CHARLIE』(私はシャルリー)
Kisaki Tsujimoto
2015.01.16
辻本貴幸

スリーアロウズ株式会社代表取締役 中本明宣 氏

2015-01-14 [EntryURL]

DSC05963.JPG2012年秋からサラリーマンの副業としてネット輸出ビジネスをスタート。
ネットビジネス経験は全くのゼロ状態から塚原氏に師事しeBay輸出、サイト販売を中心にビジネスを展開。

副業スタート当初は中々結果が出ず苦戦する期間も長かったが、とあるマニア向け高額商材を販売する事で少しづつ成果が伸び始め、2014年10月に勤務していたサラリーマンを辞め専業へ。
2014年10月から12月の3ヶ月間でサラリーマンの年収を大幅に上回る成果を残す。

現在は輸出入ビジネス及び広島の地域密着型コンサルティングを主軸に様々なビジネスに挑戦中。


2015年01月15日号 サラリーマン・主婦・個人でも始められるeBay輸出ビジネス
2015年02月15日号 副業から脱サラ→独立起業 キーポイントは高額×マニア商材
2015年03月15日号 お客様の信頼・信用を勝ち取り日本を世界に広げていきましょう!

「輸出ビジネス」は東京オリンピックに合わせて計画を

2015-01-09 [EntryURL]

塚原昭彦です。いま円安で輸出ビジネス、輸出ビジネスと巷では賑やかです。 確かに昨年わたしのコンサルティング会員さんたちは円安のおかげで大きな利益をとった方も多いです。 わたしは円安だから輸出ビジネス、円高だから輸入ビジネスという短絡的なことは今まで一度も言ったことがありません(キッカケとする分にはもちろん結構ですが)。 為替は生き物なので予想もできませんし、為替によってビジネススタイルを大きく変えるのはリスクがものすごく高いと思っています。 わたしは2011年の1ドル75円の超円高のときも輸出ビジネスから離れませんでしたし、利益も苦労しながらとり続けました。 その頃がむしゃらにサイトを量産したのが今の収益の柱になっていたりします。 判断力と決断力で臨機応変な対応ならいいですが二律背反的などっちつかずの人が多すぎるような気がします。 情報集めが好きな人に多い、行ったり来たりで結果が出せないパターンです。 2020年の東京オリンピック。 コンサルティング会員さんにはより具体的なことをお伝えしているつもりですが、「輸出ビジネス」を行っている方は是非2020年を目標にやっていただきたいのです。 もう一昨年になってしまいました。 東京オリンピックが決まったあと、2013年9月に書かせていただいた、わたしのメールマガジンからの引用です。 ~~ここから~~ これによって、経済効果3兆円、関連会社の株価は急騰などの可能性があります。 たくさんの海外からの観光客も押し寄せます。 では、ぼくたちがやっている輸出ビジネスにはどういった影響がでるでしょうか。 <中略> 日本そのものを知ってもらえるチャンスです。 世界中で「日本」「東京」が紹介されます。 マスメディアの影響は絶大ですので、紹介された地域であったり商品は人気がでます。 簡単に商品が売れるということではなくて、まずはサイトのアクセスが間違いなく増えます。 <中略> 海外から検索してくるユーザーは商品そのものを買いたいというより、はじめは「情報」を欲しがってサイトに訪問してくれます。 まずはコンテンツがしっかりした情報サイトを構築するのがいいのではないでしょうか。 <中略> 海外販売のデメリットの中で、送料と関税というのがあります。 モノが動かない、このようなサイト販売もいよいよ本格的にできそうだなと楽しみになってきました。 <中略> サイトを作れる人は今からたくさん海外サイトを作ってください。 売れる商品を教えてくれるのは自分のサイトに来てくれたユーザーです。 ご自身のサイトのGoogle Analyticsのデータを蓄積して解析していけば必ず売れる商品のヒントが見つかります。 今まで海外に認知がなくアクセスが集めるのがたいへんだった商品も売れるのに時間がかからなくなるでしょう。 6・7年(2019年から反応取れそう)あれば、これから輸出ビジネスにチャレン ジされる方も十分な準備ができます。 ~~ここまで~~ これは為替などの不確定要素ではなく間違いのない事実です。 売るものがなくてもいいです。キャッシュポイントは物販だけではありません。 まだまだ先の話ですが今からサイトを作れる人は作っておけば大きなリターンがある可能性が大です。 サイト販売で一番苦労するのが「集客」です。 Google Analyticsのデータでいうと「参照サイト」を増やすことと、やはりキーワードで上位表示させることが重要になってきます。 ●「参照サイト」を増やすこと 以下は日本のサイトの例ですが、yahooニュースに記事が掲載されると、これくらいのアクセスがきます。 これほどのアクセスはきませんが数百・数千の一過性のアクセスは海外からよくあります。 「日本にこんなサイトがある」と紹介されることがあるからです。 ●キーワードで上位表示させる これは常々やっていることですが、以下はあるテレビの1コーナーで「個人輸出」というキーワードが数回発せられたりテロップに出ました。 たったそれだけでこれくらいのアクセスがきます。 海外のメディアは必ず日本の特集を組みます。 いろんなことが紹介されます。 サイトの集客の手伝いをしてくれるということです。それも強力な。 たとえばですが「こいのぼり」が紹介されてたら「koinobori」で海外からのアクセスがあります。「koinobori」で上位表示させていればアクセスは集まりますし、興味を持ってくれた人は自分のサイトやブログ、コミュニティサイトで紹介(リンクを張ってくれる)してくれるかもしれません。 そのため準備が今から必要だと思っています。 「アクセスがくるように」しておくことと、「アクセスがきてから」の準備です。 今年も円安傾向で、個人的には125円くらいまでいく感じはしていますが、輸出ビジネスされている方、またはこれからしようと思われている方は、今後円高になっても、だまされたと思って2020年まで頑張って続けていただきたいです(笑)。
2015.01.09

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