海外現地情報 - 一般社団法人 日本ネット輸出入協会

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スイスの受験事情 〜競争しない受験体制とそれを支える社会構造

日本でスイスのことを話すと、スイスのそれはいい、と異口同音に感心されるテーマが(少なくともわたしのこれまでの経験で)、ひとつあることに気づきました。それは、スイスの受験についてです(ここでいう受験とは試験を受けること全般を指すのではなく、ある学校の入学試験という一般的な語義で用いています)。受験と言えば、高学歴化する社会の熾烈な競争の現場のような印象が強いで... つづきを読む


対立から融和へ 〜宗教改革から500年後に実現されたもの

ちょうど今から500年前の1417年、ドイツではルターの宗教改革がはじまりました。これにちなんで今年、プロテスタントとカトリックの違いやそれぞれの信徒についてお互いどう思っているかを探る電話調査が、アメリカの著名な研究所 Power Research Centerによって、北米とヨーロッパ15カ国の住民2万4599人を対象に実施されました。この調査は、一見地... つづきを読む


スイスの酪農業界のホープ 〜年中放牧モデルと「干し草牛乳」

スイスと聞いてまず思い浮かべるのは、アルプスの山々に広がる青々とした放牧地で草を食む牛たちの光景ではないかと思います。しかしスイスの酪農家の数は減り続けています。過去10年で1万軒以上の酪農家が消え、約5万2000件ある現在の酪農家も、平均で毎日3軒ずつ減っており、10年後には現在よりさらに1万軒の酪農家がなくなると言われています(Bodenlos, 201... つづきを読む


フレキシブル化と労働時間規制の間で 〜スイスの労働法改正をめぐる議論からみえるもの

「1週間における最高労働時間数の上限をなくす」、「休息時間(翌日の労働までの休みの時間)の最低時間数を決めない」、「日曜や祝日の労働の制約も一切なくす」、こんなフレーズを聞くと、みなさんはいつの時代、あるいはどんな国の話だとご想像なさるでしょうか。労働者が過酷な条件で働かされていた19世紀の産業革命期の話、あるいは現在でもまだ労働者の権利が十分に保証されてい... つづきを読む


シェアリング・エコノミーが活かされる社会とは 〜ドイツ語圏での議論を土台に

前回、シェアリング・エコノミーの普及によって表面化してきた問題や、懸案についてご紹介しました(「シェアリング・エコノミーに投げかけられた疑問 〜法制度、就労環境、持続可能性、生活への影響」)が、今後、シェアリング・エコノミーが社会全体に広がっていくのだとすれば、どのような形が望ましいのでしょう。「シェアリング・エコノミー」という題名のドキュメント番組を作成し... つづきを読む


シェアリング・エコノミーに投げかけられた疑問 〜法制度、就労環境、持続可能性、生活への影響

前回、ドイツ語圏でのシェアリング・エコノミーの普及について調査結果をもとに概観しましたが(シェアリング・エコノミーを支持する人とその社会的背景 〜ドイツの調査結果からみえるもの)、シェアリングエコノミーの市場規模が大きくなり、生活の様々な分野に普及してくるにつれて、それによって引き起こされる問題点や課題もまた、鮮明になってきました。近年は特に、それらの問題点... つづきを読む


都市農業の未来への挑戦  〜ヨーロッパ最大の循環型農法の屋上農場

ヨーロッパの未来の食糧についてのレポート最終回の今回は、ヨーロッパを拠点に2013年から始動した、ビルの屋上や屋内スペースを使ったユニークな都市農業についてご紹介します。 都市の人口集中化と都市農業の未来の可能性 世界的に人口が特に集中的に増えているのは大都市です。今後も都市化・大都市化の傾向は世界的に続くと予想され、それに伴い様々な問題がでてくると予想され... つづきを読む


菜食の未来の形 〜 「乳」の文字が消えたEU圏の豆乳のその先

動物由来の食品の消費を減らそうという意識 世界的な人口の増加に伴い、肉や乳製品の消費が増えています。世界保健機関(WHO)によると、1997年から99年の間の世界での肉の 一人当りの消費量は年間平均36.4kgで、牛乳の消費量は78.1kgでしたが、2030年には肉が45.3kg、牛乳は89.5kgに増えると予想されています。一方、同じ世界保健機関は、20... つづきを読む


新しい食文化の幕開け? 〜ドイツ語圏で有望視される新しい食材

今回から3回にわたり、世界的な食をめぐる課題を前にした、ドイツ語圏の人々の間の食習慣の変化や新しい動きを、ご紹介してみたいと思います。第一回は、人口増や異常気象による世界的食糧危機に対応した新たな食材を求める最新の動きについて、第二回は肉の消費量を抑制するオータナティブ食品としてこれまで歩んできた菜食食品の最新状況について、そして第三回目は巨大化する都市での... つづきを読む


ローカルな「体験型」ツーリズムの展開 〜ドイツ語圏のユニークな歴史ガイドツアーと自由な発想のベンチ

前回は、グローバル化が加速しているツーリズムの一潮流に焦点をあててみましたが、今回は、日本でも話題となっている「体験型観光」に近い地元住民を対象にしたローカルなツーリズムについて、ドイツ語圏で広く普及しているユニークな歴史ガイドツアーと、 スイスの都市のクリエイティブなベンチ設置プロジェクトから考えてみたいとおもいます。 都市の新しい歴史ガイドツアー 最初に... つづきを読む



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